■産業振興課からのお知らせ
鳥獣被害を防ぐためにできること
●鳥獣被害を軽減する
野生鳥獣による農作物被害は年々増えています。有害鳥獣を捕獲するため鳥獣被害対策実施隊による活動を行っていますが、野生鳥獣はなかなか捕獲できるものではありません。鳥獣被害対策の基本は、「鳥獣を寄せ付けない」「侵入防止」「捕獲」の3点とされています。役場では実施隊による捕獲のほか、電気柵の助成、狩猟免許取得や銃・銃保管ロッカーの購入費を助成しています。やぶや耕作放棄地の草刈りによる緩衝帯を設け、侵入防止柵や電気柵の設置、花火などによる追い払いなどで鳥獣被害を軽減していきましょう。
●なぜ野生鳥獣は農地に現れるのか
1番の原因は、野生鳥獣が安全と感じる場所が増えたことです。特にやぶ化した場所は、体を隠せて落ち着ける場所となり絶好の住処になります。草が生い茂った耕作放棄地も同様で、人がいなくなると農地へ出没し被害を与えるという事例が多く見られます。やぶや耕作放棄地を放っておくことは野生鳥獣を引き寄せることになり、防護柵や有害捕獲を正しく行ってもその効果を薄めてしまいます。やぶや耕作放棄地をなくすことが、野生鳥獣を農地へ寄せ付けない1番の方法です。やぶや茂みをこれまでより広く草刈りをするだけでも野生鳥獣の居心地を悪くすることにつながります。
▽電気柵等設置補助事業
対象者:町内に住所・農地を有し、継続的に農産物を生産している農業者で町税の滞納がない人
補助金額:電気柵等の購入設置費用の2分の1を補助(上限30万円)
申請書類等:申請書などの必要書類は町ホームページからダウンロードできます。
※購入設置する前に申請をお願いします。
※予算に限りがありますので、お早めにご相談ください。
問い合わせ:産業振興課農林振興担当
【電話】46-4740
■みんなの国民年金
学生納付特例申請書の送付と保険料の免除申請
令和6年4月分(6月14日支払い分)の年金額から、年金額が引き上げになります。生年月日により年金額が異なり、満額の金額は右記のとおりです。実際の1年分の年金額と2ヶ月分の振込額は、日本年金機構より送付される「年金額改定通知書」、「年金振込通知書」で確認しましょう。
また、年金生活者支援給付金についても引き上げになります。一部異なる場合もありますので、詳しくは日本年金機構のホームページをご覧ください。
※全て年間の金額です。
問い合わせ:
二戸年金事務所【電話】23-4111
町民生活課【電話】46-4734
■軽米病院だより
ACP(Advance care planning)とは何?
県立軽米病院 院長 葛西敏史
広報4月号で、ACPについて少し触れましたが、聴き慣れない言葉ですよね。厚労省の解説ではACPとは「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」とされています。つまり将来の意思決定について考えることです。
ここで大事なのは、“生あるものは必ず亡くなる”ということ。自分たちが小さいときには元気で頼もしかった親も、だんだん小さくなって、腰も曲がってきます。急病などで命に関わるとき、親がどう考えていたのか?子供たちにどうして欲しいのか?について家族で話し合うことが大事です。面と向かって言いづらいこともわかります。親の死ぬことを考えるのは嫌だと言っても、時間は平等・残酷に過ぎていきますよ。人間の死亡率は100%ですから。
私は外来でよく皆さんに聞いていますが、ほとんどの方が子供たちには迷惑をかけずに「ピンピンコロリと逝きたい」とおっしゃいます。でも脳梗塞や認知症になってからは自分の考えを皆に伝えることはできないのです。ぜひ元気なうちに、みなさんで話し合って欲しいです。
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