◆噛む習慣で健康アップ
食べ物をよく噛んで味わうことを咀嚼(そしゃく)といいます。よく噛んでゆっくりと食事ができているか、チェックしてみましょう。
・食事が10分程度で終わる
・一口で食べる量が多い
・野菜を使った料理が少ない
・やわらかいものを好んで食べる
・食べていてもすぐ飲み込む
・食べながら飲み物を飲むことが多い
・テレビやスマホなどを見ながらの食事が多い
一つでも当てはまれば、噛む回数が少なく、速食いになっている可能性があります。速食いは、糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクを高めます。よく噛んでゆっくりと食べましょう。
◇よく噛んでゆっくり食べることのメリット
食べ物をよく噛むことで次のような効果が期待できます。
・肥満の予防
脳が満腹感を感じやすくなり食欲が抑えられることで、肥満の予防につながります。
・脳の発達
脳に酸素と栄養を送り、脳細胞の働きを活性化します。子どもの知育を助け、高齢者にとっては認知症の予防に役立ちます。
・味覚の発達
よく噛むと、食べ物本来の味がわかります。料理はできるだけ薄味にし、食材そのもを味わうようにすると、減塩にもつながります。
・胃腸の働きを促進する
食べ物がきちんと咀嚼されないと、胃の負担が大きくなります。よく噛むと唾液の分泌を促し、食べ物の消化吸収を助けてくれます。
◇噛みごたえのある食材を取り入れよう!
調理の際に、食材を大きく切って噛みごたえがある状態にしたり、根菜やきのこ、こんにゃくなど、食物繊維を多く含む食材をメニューに取り入れることで、噛む回数を増やすことができます。
食事の際は、「一口30回噛む」ことを心がけましょう。
問い合わせ先:市役所保健課保健係
【電話】内線234
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