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令和6年 施政方針(2)

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岩手県陸前高田市

(5)ともに支え、健康に暮らすまちづくり
▽共生のまちづくり
4月から「陸前高田市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」を開始し、誰もが多様性を認め合い、個性を持つ個人として尊重される社会の実現に向けて取り組むとともに、引き続きユニバーサルデザインのお店認証制度を活用した「みんなにやさしいまちづくり・お店づくり」を推進してまいります。
また、移動困難者の通院、買い物などの社会参加を支援することにより、生活の維持や質の向上を図るため、引き続きふるさとタクシー助成事業を実施してまいります。
▽スポーツを通じた健康づくり
各種スポーツイベントを開催し、気軽にスポーツに取り組むことができる機会を提供するとともに、夢アリーナたかたをはじめ、体育交流施設の利用促進を図り、各種競技大会開催の奨励、スポーツ合宿や各種イベントの誘致に取り組み、スポーツに対する意識の醸成、市民相互の親睦と生活習慣病の予防など心身の健康増進を図ってまいります。

(6)市民と築く交流と連携の住みよいまちづくり
▽協働によるまちづくりの推進
NPO法人やボランティア団体などが地域の課題解決のために自主的・主体的に行う取組を支援するため、「まちづくり団体活動補助金制度」などにより、まちづくり活動と地域活性化を推進してまいります。また、地域住民が地域課題の解決に自ら積極的に取り組み、創意工夫することにより持続性の高い活力ある地域コミュニティの形成を図るため、コミュニティ推進協議会を対象とする「地域交付金制度」を継続してまいります。
▽友好都市との交流
名古屋市、武雄市、クレセントシティ市をはじめ、本市を支援していただいている自治体や、川崎フロンターレ、東北楽天ゴールデンイーグルスとの様々な交流事業やイベント開催支援などについて推進してまいります。
武雄市との交流につきましては、市民相互の交流促進を図るため、武雄市への宿泊を伴う旅行をした市民に奨励金を交付する事業を継続するほか、クレセントシティ市との交流につきましては、県立高田高校の生徒の派遣交流事業を6年ぶりに再開し、国際感覚豊かな人材の育成と更なる交流の促進に努めてまいります。
▽移住・定住の促進
移住ツアーやお試し居住体験を引き続き実施し、新規移住者の拡大を図るとともに、移住者や若者の住宅取得支援補助金により定住を支援してまいります。

(7)活気に満ちあふれ豊かに暮らすまちづくり
▽農業の振興
米崎町佐野地区の簡易給水施設を上水道区域へ切り替える工事へ補助を行うほか、農業用ため池の安全対策や、用排水路の整備および改修とともに、不要となったため池の廃止を進めてまいります。また、岩手県と協力し、横田町金成地区のほ場整備事業の完了に向けた事務を進めるとともに、農業生産基盤の強化に努めてまいります。
担い手の確保については、国の新規就農者育成総合対策などを活用するとともに、定年帰農者を想定した地域農業担い手育成事業費補助金を活用し、就農を支援してまいります。
▽林業の振興
森林整備計画および森林経営計画に基づき、市有林を適切に管理するとともに、脱炭素社会の実現に向け、森林クレジット制度の活用による森林環境の整備を推進してまいります。
また、近年、鳥獣の目撃情報が多く寄せられていることから、引き続き市鳥獣被害対策実施隊による捕獲の推進や、新規狩猟免許取得者などに対する支援を継続し、担い手の確保に努めてまいります。
▽水産業の振興
貝毒の問題につきましては、従来から本件の研究に取り組んでいる東北大学と連携しつつ、県水産技術センターなどにも働きかけながら、発生原因の究明、発生防除の取組を進めるとともに、貝毒検査に係る費用への補助や共済制度への加入を促進することにより、生産者への支援を行ってまいります。
また、引き続き、UIJターン者を含む外部の人材の受け入れを促進し、本市において、ニッスイによるサーモン養殖事業が開始されたことも踏まえ、当該企業と連携しつつ、水産業の担い手の育成に積極的に取り組んでまいります。
▽商工業の振興
地域ブランド米「たかたのゆめ」を市内保育施設や小中学校で米飯給食として使用することを継続するとともに、栽培技術の確立を目指すほか、化学農薬や、化学肥料の使用量を低減する特別栽培の普及を推進してまいります。
また、「米崎りんご」や「北限のゆず」などの農産物のブランド化、6次産業化の取組により、農業所得の向上を図り、活力ある地域づくりを推進してまいります。
土地区画整理事業により整備された土地の利活用促進につきましては、土地利活用バンク制度の運用と併せ、土地利活用促進支援事業の周知を図り、不動産会社等と連携・協力しながら積極的なマッチングが促進されるよう進めてまいります。
▽観光の振興
昨年、震災後初めて年間の観光入込数が130万人を突破し、今後も増加が見込まれることから、引き続き地域資源を活かした体験型観光を強化するため「ブルーツーリズム」を推進するほか、「みちのく潮風トレイル」や「日本遺産みちのくゴールド浪漫」、「三陸ジオパーク」などの三陸の「自然・歴史・文化」を活用し、交流人口・関係人口の拡大に向けた取組を進めてまいります。
また、観光入込による経済効果を市内全体に波及させるため、引き続き市内宿泊施設での割引きと合わせた地域クーポン券の発行や観光パスポート「たかた旅パス」による周遊キャンペーンを市内事業者と連携しながら実施してまいります。

(8)市民にわかりやすく健全な行財政運営
納税者の利便性の向上を図るため、電子納税などの多様な納付手段の周知に努め、市税の納期内の納付を促すことにより、新たな滞納の発生を防止するとともに、市税の適正な賦課、徴収により、納税者個々の事情に十分に配慮しつつ、租税負担の公平性の観点から、未納税額の縮減により一層努め、自主財源の確保を図ってまいります。
また、多様化・複雑化する行政課題に対して限られた予算・人員で対応する必要があることから、知識、能力の習得や接遇向上を目的とした研修を実施し、サービスの向上に努めるとともに、業務の効率化・変革に向けてデジタル技術の活用を推進してまいります。

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