■みちのく潮風トレイルとは
みちのく潮風トレイルは、青森県八戸市から福島県相馬市までの海岸線沿いを1本につなぐ、1000キロを超えるロングトレイルです。
東日本大震災後、環境省の復興事業の一環として始まったこの事業は、トレイル沿線に住む地域住民の皆さんの協力も得て、令和元年に全線開通となりました。
地域住民やハイカーに親しまれるようになったみちのく潮風トレイルは、英紙タイムズで「日本で訪れるべき場所14選」のひとつに選ばれるなど、多くの人々を惹きつけながら、本年6月9日で全線開通5周年を迎えます。
市内にも美しい景観はもちろん、震災からの復興の歩みを感じることができるたくさんの注目スポットがあります。皆さんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※通行止めなどの注意情報は本紙二次元コードから
※ルートの確認は本紙二次元コードから
■みちのく潮風トレイルの魅力
市観光物産協会多勢さんが教える
みちのく潮風トレイルのPRに尽力されている市観光物産協会の多勢太一(たせたいち)さんに、一押しスポットなどを聞きました。
本市のトレイルコースは初心者向けとのこと。歩いてみたら、本市の新たな魅力を見つけられるかもしれません。
◇初心者にも優しい おすすめモデルコース
〔小祝浜〕
小祝浜で穏やかな潮風を浴びる
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〔大祝の漁港〕
大祝の漁港でカモメを見ながらほっと一息
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〔黒崎展望台〕
見渡す限りの海と椿島を望む黒崎展望台
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〔黒崎仙峡温泉〕
疲れた体に黒崎仙峡温泉でひとっ風呂
Q.みちのく潮風トレイルに関わり始めたきっかけを教えてください
A.市観光物産協会への着任初日に、勤務先である「まちの縁側」で東海新報社のトレイル部の皆さんに偶然出会い、教えていただいたのがきっかけです。
Q.活動内容を教えてください
A.ツアーガイドやマップ作成のほか、クラフトビールとコラボした「高田トレイルエール」などの商品開発を行い、トレイルをPRしています。
Q.一押しスポットを教えてください
A.矢の浦漁港から見る夕日は、カキ筏がずらりと並ぶ風景と相まって絶景です。それから米崎町和野のリンゴ園から望む海もお気に入りです!
Q.PRに向けた今後の抱負を教えてください
A.ただ歩くだけではもったいないので、市の産業や歴史を学びながら歩き、楽しい思い出をつくってもらうため、商品開発やハイカーの受け入れ体制を強化したいと思っています。
◇広田半島のスポット探しはコチラ!
広田小学校では、6年生の皆さんが広田半島の「みどころスポット」をおすすめするトレイルマップの作成に、令和2年度から取り組んでいます。
マップは市観光物産協会で配架していますので、地元愛がつまったマップを片手に、半島巡りをどうぞ!
●市民の皆さんへ
市外のハイカーからは「どんな絶景やおいしい食べ物より、地元の人に声をかけてもらったのがうれしかった」という声が聞かれます。「話しかだり」してみたら、新たな交流が生まれるかもしれませんよ♪
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