■食中毒を予防しよう!
気温や湿度が高くなってくると、気になるのが食中毒です。6月から8月に発生する食中毒のほとんどは、「細菌」が原因です。細菌は食品などを介して体内に入ることで、腹痛や下痢、おう吐などの症状を引き起こします。
◆食中毒予防の3原則
▽つけない
手には細菌やウイルスなどさまざまな菌がついています。調理の前や食品を扱う前は、石鹸でしっかりと手洗いをしましょう。
生で食べる食品と生の肉や魚を切る際のまな板は分けて使うのが衛生的です。分けることが難しい場合は、生で食べる食品を初めに切り、生の肉や魚は最後に切りましょう。
食品同士で細菌がうつるのを避けるため、密閉容器やラップを使い保存しましょう。
▽ふやさない
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10度以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15度以下では増殖が止まります。低温で保存することで細菌の増殖を防ぐことができます。
▽やっつける
細菌やウイルスのほとんどは、熱に弱く加熱により死滅するため、食材はしっかり中心まで加熱しましょう。
※加熱の目安:中心部を75度で1分以上。
まな板、包丁などの調理器具にも細菌やウイルスが付着します。洗剤でよく洗い、定期的に熱湯や塩素系漂白剤で消毒を行いましょう。
◆冷蔵庫で細菌を「つけない」「ふやさない」
次のポイントを意識して食中毒を予防しましょう。
(1)食材や料理は、できるだけ早く冷蔵庫に入れる。
細菌の増殖を抑えることができます。
(2)肉や魚は汁がもれないようにポリ袋に包んで保存。
肉や魚から出る汁(ドリップ)には、細菌が多くいるため、二次汚染を予防しましょう。
(3)食品の解凍は冷蔵庫で!
常温解凍は、細菌が増殖しやすくなるため避けましょう。
問い合わせ先:市役所保健課保健係
【電話】内線236
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