文字サイズ
自治体の皆さまへ

地域の話題

16/25

岩手県陸前高田市

[思いやりの心]
■一人一人を大切に 人権の花運動
6月10日(月)から12日(水)にかけて、市内小中学校5校で「人権の花運動」が行われました。これは学校に花の苗などを贈呈し、子どもたちが協力して育てることにより、命の尊さを実感し、優しさと思いやりの心を育む人権啓発活動です。
11日(火)に行われた竹駒小学校での贈呈式には、1~3年の児童17人が参加し、市人権擁護委員の佐々木善仁(ささきよしひと)さんが「お花に水をやり、肥料をあげて大切に育てるのと同じように、友達一人一人を大切にしましょう」と呼びかけました。子どもたちは、贈られたお花を大切に育てていくことを先生と約束していました。

[笑顔の交流]
■みんなで一緒に歌って踊ろう 親子ふれあいあそび
6月22日(土)、きらりんきっず主催の親子ふれあいあそびが夢アリーナたかたで行われました。
この日は、男性保育士連「チームファンタジスタ」代表の高嶋純(たかしまあつし)さんら3人の講師を迎え、約20人の親子が参加。楽しいリズムの音楽で、「バンザーイ」「ヨッシャー」と声をかけ合いながら歌ったり踊ったりと、たくさん体を動かしました。
みんなの前に立ち、講師と一緒にお手本を見せるなどした村上琥汰朗(むらかみこたろう)さん(高田小2年)は、その盛り上げぶりが認められ、急きょ講師から「チームファンタジスタ」の陸前高田支部長に任命。「恥ずかしかったけど、楽しかった」と笑顔を弾けさせ、弟の颯(はやて)さんとともにみんなで楽しい時間を過ごしました。

[伝説を深堀り]
■竹駒ふるさと講座 伝説「鮭のおおすけ」の考察
6月23日(日)、陸前高田まちづくり協働センター主催の竹駒ふるさと講座が竹駒地区コミュニティセンターで行われ、13人が参加しました。
同センター事務局を務める大坂俊也(おおさかしゅんや)さんが、竹駒町をはじめ東北地方を中心に古くから伝わる伝説「鮭のおおすけ」などを題材に、自身の考察を発表。「大鷲(おおわし)にさらわれた男が鮭の背中に乗せてもらって家に帰ってくる」など、地域によってもその内容に諸説ある「鮭のおおすけ」を、市史や関連スポットの情報なども交えながら紹介しました。
大坂さんは「多くの伝説や昔話は、無名の人たちがその内容を自身で咀嚼(そしゃく)しながら伝えているもの。伝え方は相手や時代によって変わるものであり、皆さんも相手に伝わりやすい言葉で考察しながら語り継いでいってほしい」と呼びかけました。

[希望の音色]
■被災地に思いを寄せて 第6回響け!希望のトランペット
6月2日(日)、奇跡の一本松ホールを会場に、プロ、アマチュア問わず全国各地から集まったトランペット奏者らによる演奏会「響け!希望のトランペット」が行われました。この演奏会は、東日本大震災を機に、鎮魂の祈りと未来への希望を届けるために令和元年から開催されているもので、今回で6回目となりました。
演奏会に先立って、前日にはプロのトランペット奏者が奏法のコツなどをレクチャーするワークショップが行われ、参加者は貴重なアドバイスに熱心に耳を傾けていました。参加した高橋湖梅(たかはしこうめ)さん(高田東中3年)は「高音の出し方のポイントを学ぶことができた。同じトランペットを吹く仲間がたくさんいて楽しかった」と充実した表情を見せました。
迎えた演奏会当日は、70人以上のトランペット奏者が透き通った音色を響かせ、観客を魅了しました。アンコールでは石川(いしかわ)さゆりさんの「能登半島」や岡野貞一(おかのていいち)さん作曲の「ふるさと」が演奏され、本年元日に発生した能登半島地震の被災地に思いを寄せました。
実行委員会代表の西田邦昭(にしだくにあき)さんは「続けていくには困難もあるが、毎年のように参加してくれる人を見るとうれしくなり、またやりたいという気持ちになる」と話しました。また、奏者のうち30人が岩手県出身であることに触れ「地元の人たちが参加して、一緒になってひとつの空間を作り上げるというのは素晴らしいこと。本当に感無量」と、思いを一つにしたステージを振り返りました。

[のんびりゆったり]
■おいしい新茶を楽しみに 気仙茶のお茶摘み体験
6月2日(日)、米崎町の茶畑を会場に気仙茶のお茶摘み体験が行われました。
当日は19名が参加し、始めに「北限の茶を守る気仙茶の会」の菊池司(きくちつかさ)会長から、会発足の経緯や気仙茶の歴史などの説明があり、気仙茶の文化を守ろうとする言葉に聞き入りました。その後、茶葉の摘み取りが行われ、菊池会長曰く「素朴で、作られた味ではなくお茶そのものの味が楽しめる」という気仙茶の葉を、終始、和気あいあいとした雰囲気の中、摘み取りました。
「今日の体験はいかがでしたか」という菊池会長の問いかけに、全員が口を揃えて「楽しかった」と答えるなど、参加者は和やかな時間を過ごしました。
[7月21日(日)には、第2弾を開催予定です。(本紙15ページ参照)]

※皆さんからの情報をお寄せください。

問い合わせ先:市役所政策推進室
【内線】334

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU