■地震に備えましょう
今月は、地震への備えについて紹介します。地震は、津波だけでなく、家屋の倒壊や土砂災害など、「揺れ」そのものによっても大きな被害をもたらします。
地震が起きる前の対策、起きた時の対応を確認しましょう。
(1)地震が起きる前に
必要に応じて住まいの耐震化を行いましょう。また、家具などの固定やガラスの飛散防止対策を行いましょう。
家具の固定は、L字金具とねじを用いると効果的です。
(2)地震が起きたら
揺れを感じたら、まずは身を守る行動を取りましょう。
転倒や落下物の危険から身を守るため、姿勢を低くし、頭を守ることが重要です。
(1)地震が起きる前に
◆住まいの耐震化
地震から生命や財産を守るためには、住まいの耐震化が大切です。特に昭和56年以前に建築された新耐震基準以前の住宅については、耐震診断を受け、必要な場合は補強や改築をしましょう。
◆家具の固定や窓ガラスの飛散防止
▽家具の固定
転倒防止のためL字金具で壁に固定しましょう。冷蔵庫のキャスターをロックし、ベルトなどで背面の壁と連結しましょう。
▽飛び出し防止策
棚板に滑りにくい材質のシートやふきんなどを敷きましょう。
また、扉に開放防止装置をつけましょう。
▽ガラス飛散防止対策
ガラス面には飛散防止フィルムを張り、破片が飛び散らないようにしましょう。
(2)地震が起きたら
◆自宅や屋内にいるときは
(1)身の安全を確保
転倒のおそれがある家具から離れ、テーブルなどの下で頭や身を守りましょう(あわてて火を消さない)。
(2)あわてて外に飛び出さない
落下物などで思わぬケガをすることがありますので、外に飛び出さないようにしましょう。
(3)割れた窓ガラスなどに注意
室内を歩くときはスリッパか靴を履きましょう。
(4)逃げ道の確保
玄関ドアや部屋の窓を大きく開けましょう。
■屋外にいるときは
▽落下物に注意
窓ガラスや看板などの落下物に注意しましょう。
▽運転中の注意
道路の左側に停車し、車から離れる場合は、キーは付けたまま、ドアロックはしないでおきましょう。
▽塀などに注意
ブロック塀などの倒れやすいものには近づかないようにしましょう。
「陸前高田市避難マニュアル」より
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