まちのタカラ

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◆安田地区のイチオシ!
アスパラで地域を元気に～安田ファーム～

3月に県営農地整備事業の竣工式を行う安田地区。あじさいロード周辺の整備された田畑の中に、ビニールハウスの一群があります。そこで栽培しているのがアスパラガスです。
農地整備事業には、農業を継続できる環境づくりや、高収益作物の生産等の条件があります。そのためできたのが安田ファーム(平成29年設立)で、水稲とアスパラガスの生産を行っています。島根県が推奨する高収益作物6品目からアスパラガスを選んだのは、地域にアスパラガス栽培の実績がある農家がおり、ノウハウを活用できたためです。
アスパラガス生産は地域の女性が働く場づくりにもなっています。アスパラガスの収穫時期は大忙しで、規格内の長さで収穫できるよう、朝と昼の2回収穫を行います。収穫作業の間はハウス横の直売所が開いており、地元だけでなく松江市や米子市からも人が訪れます。「新鮮でおいしい」という感想が働く皆さんの元気の源です。
また、例年、安田小学校3年生がアスパラについて調べ、収穫体験を行います。アスパラガスが、ふるさと安田への愛着や誇りを育む一角を担っています。
安田ファームの宮本重徳代表理事は「働く女性たちが生きがいを感じていることを嬉しく思います。今後も地域活性化の一助となるよう活動していきたいです」と話しました。