シリーズ人権を考える 60

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人権尊重社会の実現をめざして

■男女共同参画社会の実現を～6月23日～29日は「男女共同参画週間」です!～
男女共同参画社会は、男女が互いに人権を尊重し、一人一人の個性や能力を十分に発揮できる社会のことです。
しかし日本では、政治での女性の参画率の低さ、男女間の賃金格差、女性の非正規雇用比率の高さなど、多くの問題があり、男女共同参画社会の実現は、いまだ道半ばにあると言えます。
島根県でも、女性の就業率は全国上位で、多くの女性が働きながら子育てをしている一方、子育て世帯の1日あたりの家事・育児・介護時間は、男性は133分で、女性はその約3倍の357分(令和3年社会生活基本調査より)と、女性に負担が偏っている現状があります。
その背景には「男性は家庭よりも仕事を優先して家計を支えるべき」「子育ては母親の仕事」「家事や介護は女性の方が向いている」など、性別による無意識の偏見や昔からの固定観念が根強く残っていることなどが考えられます。
男女が協力して子育て・介護に取り組めるよう夫婦間の分担を見直したり、職場で男女ともに育児・介護休業が取得しやすくしたりして、男性も家事・育児・介護を行うことが当たり前の社会をつくることが必要です。
性別による固定観念にとらわれず、一人一人の個性を認め合い、誰もが自分の希望する人生の選択ができる社会、「男女共同参画社会」をめざしていきましょう。

問合せ：人権施策推進課
【電話】23-3095