■知っていますか? 歯周病と糖尿病の関係
糖尿病が原因でおこるさまざまな病気を合併症と言いますが、歯周病もその一つです。
糖尿病を患う人は歯周病になりやすく、歯周病になると血糖コントロールが悪くなると言われています。お口の中を健康に保つため、日々のお手入れが大切です。
▽歯周病があると、どうして血糖値が高くなるの?
・高血糖の状態では、抵抗力が低下し、さまざまな感染症にかかりやすくなります。
・高血糖によって歯のさまざまな組織が劣化したり、歯の周囲の血行が悪くなります。
・歯周病の菌から出る毒素がインスリンの働きを低下させ、血糖値を上げます。
・体の防御反応が影響し、インスリンの働きを妨げます。
このように、糖尿病と歯周病はお互いに悪影響を与えます。
▽歯周病治療で血糖値は下がる
糖尿病の人が歯周病治療を行うと、血糖コントロールが改善するという研究成果が報告されています。
▽かかりつけの歯科医をもちましょう
歯を失わないことは、生活の質を低下させないだけでなく、生活習慣病や認知症などの予防や管理にも深く影響しています。
かかりつけ歯科医院で年に1、2回のチェックとクリーニングを行い、専門的なアドバイスを受けることが、歯周病と糖尿病の予防と管理だけでなく、将来の快適な生活につながります。
▽11月14日は世界糖尿病デー
平成19年11月14日、世界糖尿病デーの制定を記念し、世界約180カ所が糖尿病啓発のシンボルカラーである青にライトアップされました。以降、糖尿病が広まる脅威をアピールするため、全国各地でブルーライトアップイベントが開催されています。
県内では出雲大社で行われます。ブルーライトアップされた出雲大社を見ながら、健康について考えてみませんか?
日時:11月11日(土) 午後6時~8時
場所:出雲大社
■やってみよう!歯周病のセルフチェック
次のような症状があったら、歯周病の可能性があります。歯科医院で検査を受けましょう。
(1)朝起きた時、口の中がネバネバしている
(2)歯を磨くと歯ぐきから出血する
(3)硬いものが噛みにくい
(4)口臭を指摘されたことがある
(5)歯ぐきが腫れることがある
(6)歯がグラグラする
問合せ:健康医療対策課健康増進係
【電話】0855-52-7935
<この記事についてアンケートにご協力ください。>