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島根県江津市

■「薬」と上手に付き合う
人には病気や怪我をすると自分で治そうと自然治癒力が備わっています。それをサポートするのが「薬」。サポートしてもらうために薬のことを正しく理解することが大切です。

▽市内での服薬状況
国民健康保険加入者の一人あたりの医療費額のうち、調剤にかかる費用が年々増加しています。
65歳以上の服薬状況として、最も多いのが5~9種類の薬を飲んでいる人です。高齢者では、処方される薬が6種類以上になると「副作用」と呼ばれる、目的以外の望ましくない作用を起こしやすくなります。

▽高齢者に副作用が多くなる理由
薬は胃や小腸で吸収され、目的の組織に到達すると効き目を発揮します。薬は徐々に肝臓で代謝され、腎臓で排泄することで効き目がなくなります。
高齢になると肝臓や腎臓の機能が低下して、代謝や排泄までの時間が長くかかるようになります。そのため、薬が効きすぎて副作用が起きてしまうことがあります。

▽薬について学ぶ
健康づくり活動研修会として、8月に薬局の薬剤師による講演会を行いました。

▽薬と上手に付き合うポイント
・「お薬手帳」の活用
お薬手帳は調剤を受けた薬についての記録です。その記録には服用中の体調変化も記入でき、次回の診察や薬局で役立ちます。また、薬の飲み合わせの確認のためにも一冊にまとめることが大切です。

・「かかりつけ薬局」をもつ
薬の確認や副作用の兆候、複数の病院から同じような働きの薬が出ていないかのチェックなど、薬のことをよく知り、なんでも身近に相談できる薬局をもつことは大切です。

・余った薬を有効利用する
家で飲み忘れた薬がある場合、薬局で次回受診時に調節できたり、分包しなおすことができます。無駄な出費を抑えることにもつながります。

▽薬と上手に付き合い健康管理を
病気や怪我を治すために役立つ「薬」。日頃から薬を上手に活用しながら適度な運動とバランスのよい食事を心がけて健康管理をしていきましょう。

▽健康づくり活動研修会の感想
・お薬手帳の大切さが分かった。
・今までは処方された薬をただ飲んでいた。「薬とは」をいろいろ教えてもらい、わからない事は薬剤師に相談したいと思う。
・残った薬を貯めこんでいたが、これからは薬局に相談してみようと思う。

問合せ:健康医療対策課健康増進係
【電話】0855-52-7935

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