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自治体の皆さまへ

健康andすくすく(1)

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島根県江津市

■第4次保健福祉総合計画始動!
「健康づくりの視点」にあたる健康増進計画、食育推進計画、自死対策総合計画については、8月号より各計画で取り組む内容についてお伝えしてきましたが、最後は「自死対策総合計画」です。

▼自死対策総合計画
○基本理念
誰も自死に追い込まれることのない江津市

自死の背景である、様々な社会的要因の多くは防ぐことのできる社会的問題です。保健、医療、福祉、教育、労働その他の関連施策と総合的な対策を構築し、「生きることの包括的な支援」として取り組み、自死者の減少を図ります。

▼江津市の健康実態
〇良くなったところ
・全年齢の※自殺死亡率減少
江津市の全年齢自殺死亡率は前計画策定時(平成29年)の25.6と比べて6.7ポイント減少し、18.9となっています。特に、40~64歳男性では前計画策定時78.1と比べて46.9ポイント減少し、31.2となっています。
※自殺死亡率…人口10万人当たりの自殺者数

〇気になること
・高齢者の自死者数の増加
65歳以上の※年齢調整死亡率が前計画策定時と比べて増加しており、特に男性では56.6と約2倍となっています。
※年齢調整死亡率…年齢構成の異なる地域間で死亡状況の比較ができるように年齢構成を調整した死亡率

▼今後、特に力を入れて取り組むこと
〇高齢者への支援
高齢者は健康問題や親しい人との別れといった喪失体験など深刻なストレスを抱えることが多い世代です。相談窓口の周知や個人のストレスに対する対処能力が高まるよう、周知・啓発を行います。また、自死のリスクを抱えた高齢者の早期発見と対応につながるよう、支援者に向けての周知・啓発も行います。

〇自死対策を支える人材の育成
心の不調は自分では気づきにくいものです。ひとりひとりが、周囲の人の不調に気づき、手を差しのべることで大切な命を救うことができるかもしれません。
市では、※ゲートキーパー養成講座を実施しています。講座では、自死の現状や身近な人のこころの不調に気付くためのポイント、声のかけ方、話の聴き方などお伝えしています。市民に対しても研修を開催するなど、地域の支え手となる人材を幅広く育成していきます。

※ゲートキーパーとは…自死の危険を示すサインに気づき、適切な対応を行うことができる人のこと。

○江津市では、毎年尊い命が自死によって失われています。ひとりひとりの大切な命を守るためには、あなたの力が必要です。身近に気になる人がいたら、まずは勇気をもって声をかけてください。あなたの優しい一言がかけがえのない命を守ります。「誰も自死に追い込まれることのない江津市」の実現を目指して一緒に取り組んでいきましょう。

▼心の健康に関する相談窓口
こころの不調が続いている場合、周囲に気になる様子の人がいる場合は相談機関に相談しましょう。
〇こころの健康相談(浜田保健所)【電話】0855-29-5550
〇健康医療対策課【電話】0855-52-7935
江津市のホームページには心の健康に関する相談窓口や情報サイトの紹介をしています(二次元コードは本紙掲載)。

問合せ:健康医療対策課健康増進係
【電話】0855-52-7935

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