「動物の愛護及び管理に関する法律」では、命あるものである動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めることを目的として、毎年9月20日から26日までを「動物愛護週間」と定めています。
この機会に、身近にいる動物の愛護と適正な飼い方、人間と動物がより良く暮らせる方法について考えてみませんか?
■飼い主は動物の命に責任を持とう!
ペットは、飼い主以外に頼る人はいません。動物にも私たちと同じ命があり、心があります。飼い始めたときの喜びを思い出して、動物がその命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養(しゅうせいしよう)」に努めましょう。
また、飼い主を信じて生きるペットの気持ちを大切にし、ペットを飼う前に、飼ってからのことをよく考えましょう。
■犬の飼育について
▽狂犬病予防接種を受けましょう
狂犬病予防法により、毎年1回(接種期間:4月~6月)の狂犬病予防注射が義務付けられています。
市の集合注射または動物病院で接種することができます。接種後には、注射済票を装着しましょう。
▽放し飼いはやめましょう
犬の放し飼いは、県の条例により禁止されています。
▽散歩のマナー
犬の運動・散歩のときは、ビニール袋や汚れを落とすための水等を持参し、フンの後始末をしましょう。
動物が苦手な方もいます。犬の予期せぬ行動に対応できるよう、必ずリード(引き綱)をつけましょう。
▽所有者明示をしましょう
突然の災害や万が一の脱走に備えて、日頃から鑑札や迷子札、マイクロチップなどを装着し、飼い主が分かるようにしましょう。
■猫の飼育について
▽屋内で飼いましょう
外飼いの場合、飼い主の知らないところでご近所に迷惑をかけてしまうことがあります。さらに、不妊・去勢手術をしていなければ、望まない繁殖をしてしまいます。飼い猫の健康・安全を守るため、また、ご近所トラブルを防ぐため、猫は屋内で飼うように努めましょう。
▽所有者明示をしましょう
首輪に迷子札を付け、飼い主が分かるようにしましょう。
■飼い主のいない猫について
▽無責任なエサやりはやめましょう
野良猫にエサを与えるだけでは、飼い主のいない猫を増やすことになってしまいます。増えすぎた猫は、鳴き声やフン尿などにより環境侵害を起こしてしまいます。また、栄養不足や交通事故などで、子猫が命を落としているかもしれません。
エサを与えるのであれば、飼い猫として迎え、責任をもって飼いましょう。自分で飼うことが難しい場合は、新しい飼い主を探しましょう。責任が持てないのであれば、人の手を加えず見守りましょう。
地域住民が主体となって、飼い主のいない猫に不妊・去勢手術を施すなどの適切な管理を行い、地域で見守っていく「地域猫活動」という方法もあります。
■動物への思いはさまざまです。
市には、犬や猫などに関する苦情が寄せられることがあります。地域には、犬や猫が好きな人、苦手な人、関心がない人などさまざまな方が暮らしています。いろいろな考え方の人がいる中で、動物の健康や安全を守り、人も動物も安心して暮らすことができるよう、皆さんのご理解と協力をお願いします。
問い合わせ先:市環境衛生課
【電話】31-0201
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