令和5年9月邑南町議会定例会にあたり、決算状況、財政状況及び現在進めている諸施策等について中間報告を行いました。諸施策等の内容を抜粋してお知らせします。
■瑞穂ハイランドのウォータースライダーでの事故について
8月24日(木)、14時25分頃、瑞穂ハイランドのウォータースライダーで、公民館主催のデイキャンプ事業に参加していた町内の小学生児童が他の児童と接触して意識不明の重体となり、ドクターヘリで緊急搬送されました。児童の意識が戻り、回復されることを願っていましたが、翌日17時前に搬送先の病院でお亡くなりになり、誠に残念でなりません。このような重大な事故が発生してしまい、亡くなられた児童御本人、御家族の皆様に対して誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
まずは、亡くなられた児童の御家族の立場に立ち、常に御家族に寄り添っていくこと。そして、参加された児童が通う特に2校の小学校に県教育委員会を通じてスクールカウンセラーを派遣しました。両校の児童並びに教職員の心のケアについて最優先に努めてまいります。また、スタッフの心のケアについても町が委託している産業カウンセラー等のカウンセリングを実施してまいります。あわせて今回の事故は、発生当時に児童の見守り態勢が不十分であったことが主要な要因と考えており、残念でなりません。現在、警察が捜査されており、警察の捜査には全面的に協力してまいります。また、瑞穂ハイランド側との事実確認も必要に応じて行います。
さらに、8月28日付けで、大橋教育長をトップとする、事故調査チームを全庁的に立ち上げました。初会合を非公開にて9月1日に開きました。調査チームは教育委員会だけでなく、総務課、医療福祉政策課、建設課も構成員としており、これまでに関係者や関係機関から収集した情報に加え、新たに聞き取り等も実施し、事実や問題点を明らかにしてまいりたいと考えています。さらには、第三者を中心とした事故検証委員会(仮称)の立ち上げも行ってまいります。この度の事故に対して、行政のトップとして、私自ら先頭に立って町民の信頼回復に向け、真摯に向き合いたいと考えております。
■新型コロナウイルス感染症への対応について
5月8日以降、感染法上の位置付けが5類に移行し、感染対策は個人や事業者の判断が基本となっています。本町でも、廃止した新型コロナウイルス対策本部に代わる新型インフルエンザ等対策会議を設置し対応しています。現状でも、町内で感染者が連日確認され、感染の再拡大も心配されることから、マスク着用や手洗い、換気などの基本的な感染対策を防災行政無線により呼びかけています。また、本町顧問石原晋医療政策アドバイザーから、改めて基本的な感染対策が有効であることなど、おおなんケーブルテレビを通じて町民の皆さんへ直接呼びかけてもらいました。引き続き、新型コロナウイルス感染症への対応、基本的な感染対策について御理解、御協力を賜りますようお願いいたします。
■新型コロナウイルスワクチン接種について
今年度の新型コロナワクチン接種については、「春開始接種」として、5月8日より65歳以上の高齢者、5歳以上で基礎疾患を有する方、医療従事者らを対象に実施いたしました。昨年度までは、主に集団接種で実施してきましたが、今年度からは町内医療機関にて個別接種で実施しています。
8月20日現在、国のワクチン接種記録システム(VRS)での接種実績では3,721名の方が接種され、65歳以上の方の接種率は、65.34%という状況です。また、現在国では、重症者を減らす目的のもと、65歳以上の高齢者や基礎疾患を有する方、重症化リスクが高い方を努力義務として接種の対象とし、その他全ての方については接種機会を提供することとし、9月20日より「秋開始接種」として実施するスケジュールが示されています。今後省令等の改正を受け、本町でも速やかに接種ができるよう、準備します。
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