この連載の第1回と第2回では、人口減少が今後も続く中で、安心して暮らせるコミュニティをつくる必要があることをお伝えしました。では、具体的にどんなコミュニティのカタチがよいのでしょうか?
■これからの地域コミュニティってどんなことが大事?
「地域コミュニティのあり方基本方針」では、これから目指していく地域コミュニティは次のような要素が必要だと明記されました。
・地域住民が主役のコミュニティ
・多様な主体が参加しやすいコミュニティ
・全ての人たちが安心して安全に過ごせるコミュニティ
こんなコミュニティは、具体的にはどんな組織で実現できるでしょうか?
■新しいカタチ「地域運営組織」
多様な地域課題を解決して安心・安全なコミュニティをつくっていくには、現在地域にあるさまざまな組織が連携することが大切です。
そこで、地域コミュニティのあり方検討委員会では「地域運営組織」という形が提案されました。これは、地域住民が主体となって、地域計画に基づき、地域課題の解決に向けた取り組みを実践する組織です(詳しくは、次号以降で説明します)。
■自治会単位→地区(公民館エリア)単位へ
現状では、地域の課題解決に取り組む組織は地区(公民館エリア)単位に多くあるため、今後は地区(公民館エリア)単位で地域運営組織をつくるのがよいと考えられます。
また、人口が減少して自治会の維持が難しくなっている地域も出てきているため、地域運営組織が自治会に代わって地域の代表組織になるのがよいと考えられます。そうなると、これまでの自治会をどうするか、集落との役割分担はどうするかなども考える必要も出てきます。
これらの検討は、各地区の現状や目指したい方向に合わせて、慎重に行っていくことが大切です
■〔告知〕町政座談会で検討委員会の報告書について説明します
11~12月にかけて各地区で開催している「町政座談会」で、地域コミュニティのあり方検討委員会で議論された検討結果を報告しています。どなたでもご参加いただけます。詳しくは広報おおなん10月号と一緒に配布したチラシをご覧ください。
※検討結果(基本方針)は町ホームページ、各支所、公民館でご覧いただけます。
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