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自治体の皆さまへ

地域コミュニティを考えよう 第4回いろいろな意見を反映するには??

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島根県邑南町

この連載では「地域コミュニティのあり方基本方針」の内容をお伝えしています。第3回では新しいコミュニティの形「地域運営組織」についてお伝えしました。地域運営組織をつくり、運営していく上では、「いろいろな人の意見を反映する」ことがポイントになります。

■なぜ、みんなの意見を反映することが必要なのか?
地域のことを一部の人の思いだけで進めてしまうと、「あの人たちが勝手に決めたんだ」と思われてしまうおそれがあり、地域ぐるみの取組と言えなくなってしまいます。そうならないためには、なるべく多くの皆さんが地域運営組織づくりや、取組内容の決定に関わる必要があります。

■いろいろな人が参加する場「地域計画」づくり
地域運営組織の活動の指針となるものが「地域計画」です。地域計画は概ね5年程度の期間について、「どのような地域像を目指すのか」という中長期的な計画です。
地域計画づくりの段階で、なるべく地域の多くの皆さんが関わり、意見を言えるようにすることが大切(例えば、ワークショップの開催や全員アンケート等)で、地域運営組織が地域住民の意見を反映した組織として活動しやすくなります。この地域計画は5年に1回程度見直しを行い、その時々の課題に対応した取り組み内容・組織体制に変えていくことが望ましいです。

■地域の代表性をもつ組織にしていくには
前回、地域運営組織は「地域代表性」をもつ組織になるとお伝えしました。そうなるためには、地域の皆さん誰もが地域に関わっていることが実感できることが大切です。
例えば、組織の意思決定で、「1人1票制」を導入したり、子どもや保護者、女性、高齢者の意見を反映する機会を確保することなどが考えられます。
また、「事業の成果がどうであったか」等を地域住民同士で共有することも、地域ぐるみの組織運営のために重要なことです(広報紙の配布、SNSの活用等)。
※検討結果(基本方針)の全文は町ホームページ、各支所、公民館でご覧いただけます。

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