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人権ひとくちメモ

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島根県邑南町

■「ハンセン病への偏見や差別について」
ハンセン病に対する正しい知識と理解は、いまだ十分とはいえない状況にあります。ハンセン病にかかった患者・元患者やその家族が、周囲の人々の誤った知識や偏見等によって、日常生活、職場、医療現場等で差別やプライバシー侵害等を受ける問題が起きています。

■「ハンセン病とは」
ハンセン病は、らい菌という細菌による感染症ですが、感染力は弱く、感染したとしても発病することは極めてまれで、しかも、万一発病しても、現在では治療法も確立し、早期発見と適切な治療により後遺症も残りません。

■「ハンセン病の歴史」
昭和6年に制定された「らい予防法」により、すべてのハンセン病患者を、強制的に療養所に収容する政策がとられました。
また、平成15年11月に起きた熊本県内のホテルのハンセン病療養所入所者に対する宿泊拒否事件なども起きており、ハンセン病について依然として誤った知識や偏見が存在していたことが明らかになっています。このような偏見や差別の解消を更に推し進めるため、平成21年4月に「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」が施行されています。
ハンセン病問題について正しい知識と理解を持つことが、偏見や差別をなくす第一歩です。元患者の皆さんとご家族が安心して暮らせる社会を実現するため、ハンセン病問題を正しく理解しましょう。

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