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令和6年度中間行政報告(3)

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島根県邑南町

■神紅の産地化
今年度は、「おーなんアグサポ隊」の研修を修了した7人の就農者のハウスの内、令和3年に植栽した4年生の園約70aと、令和4年に植栽した3年生の園約80aを中心に、8月8日から出荷が開始しました。今年度の収穫量は、昨年度の約400kgを大幅に上回り、着色が芳しくなく加工用にまわるものも多かった昨年度に比べ、着色も良く、生果で出荷できる規格品も多くなることが期待されます。先般8月22日に、今年度設立された生産者組織「島根おおちぶどう部会」主催で「神紅」の出荷式が行われ、出荷検査では、県の品質基準に基づき、房の形や色付きも良く、糖度では23度と非常に高い数値を記録するなど、良好な滑り出しとなっています。来年度からは、成木となる5年生の園も増え、さらに収穫量の増加も見込まれるため、栽培管理や技術の向上で、確実な生産と品質の向上が実現できるよう支援を継続します。

■水稲作付け状況等
水稲の作付け状況は、令和6年産主食用水稲は、896・3haと、前年度より約29ha、3・1%の減少となりました。うち、ハーブ米コシヒカリは前年比8ha減の約109ha、ハーブ米きぬむすめは約13haとなっています。また、主食用水稲のほかは、飼料用イネが前年比2ha減の約79haとなっています。
次に、先般、JAしまね島根おおち地区本部から令和6年産米買い取り価格が公表されました。昨年と比較して、水稲うるち玄米1等30kgあたりで、2,200円または2,300円の引き上げで、主力米のコシヒカリ(上)は、2,300円増の8,650円、きぬむすめ(上)は、2,200円増の8,300円となっています。
全品種がJAしまね合併以来の最高値で、約30年前の水準となりましたが、農林水産省が公表した6月末のコメの民間在庫量が156万tと過去最少であることや、近年の資材費、燃料費等の高騰もふまえた需給状況を勘案し、今回の大幅な引き上げが決定されたとのことです。

■「小さな拠点づくり」モデル地区推進事業
令和2~6年度までの5か年の事業で、今年度が最終年度となっています。これまでのまとめと、来年度以降の活動を継続していけるように、新たな5か年計画を策定することとなっています。この事業で、口羽、阿須那の両地区に、人や交通の交流拠点として「暮らしのターミナル」をそれぞれの公民館を基に整備しています。口羽地区は7月末に工事が完了し、羽須美支所と口羽公民館とをつなぐ渡り廊下の設置、自動扉の改修、事務室の拡張等を行い、バス、デマンド交通の待合施設としても整備を行いました。阿須那地区は、主に屋内、屋外トイレの改修、自動扉の改修、空調の改修が、12月末完了の予定で行われています。

■口羽ターミナル整備事業
小さな拠点づくり事業において、口羽地区の暮らしのターミナル待合機能の整備を行いました。今後、口羽ターミナル整備事業では、バスの乗降場整備を含む、バスターミナルの整備、駐車場の造成を行います。現在、測量及び設計を行っており、令和6年度中に用地を取得する予定です。令和7年度以降に、用地の造成、駐車場及びバスターミナルの整備を行う予定としています。

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