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知っとる?脱炭素

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島根県邑南町

■第16回 中・四国・九州地方初垂直型太陽光発電設備による「営農型」の太陽光発電

▽新たな‶営農型太陽光発電″
邑南町で進めている脱炭素先行地域づくり事業では、PPAモデルを活用し、公共施設や事業所、一般住宅を対象に太陽光発電設備や蓄電池設備の無償設置を進めてきました。
こうした中、一つのトピックとして、今年10月から、新たな発電の形態として、農地を活用した「営農型太陽光発電設備」(ソーラーシェアリング)の運用を、矢上高校第2農場で開始しました。
営農型太陽光発電は、営農を継続しながら、太陽光発電設備の支柱部分のみを、農地の一時転用許可を受け、農業と発電を両立させるものです。実施には農作物に対する遮光を必要量確保するといった条件があります。

▽矢高農場の垂直型太陽光発電って?
矢上高校第二農場の事例は、邑南町内で、営農型太陽光発電を導入されている農地としては2例目。ただ、発電設備は、「垂直型太陽光発電」で、営農型太陽光発電として導入されるものとしては、中国・四国・九州で初です。これは発電設備が、農地に対して垂直に設置される両面発電のパネルです。日中の発電量が減りますが、電力需要が特に高い早朝や夕刻に発電量のピークを迎えるのが特徴です。また、垂直設置のため積雪の影響も軽減が見込まれます。

▽営農を前提とした太陽光発電へ
今後は、農地が農作物だけではなく、電気も生産する場所として期待されます。営農しながら、農地で発電された電気を邑南町内の需要家に供給するだけでなく、そのまま現地で電動農機具や電気自動車等の充電も見込まれます。営農を前提に、農地を守る手段のひとつとして、営農型太陽光の導入をご検討ください。

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