(4)人材確保と町内産業の活力増進
▽邑南町企業魅力化サポート事業
深刻化する町内企業の人材不足への対応として、島根県、企業、関係機関からなる「邑南町進出企業人材確保対策会議」を主体に、企業の人材確保と定着に関する取組を実施します。第2期人材確保実施計画に基づき、町内企業の人材不足への対応を実施します。高校キャリア教育や大学キャリアセンターとの連携を深め、インターンシップ、保護者・教職員向けバスツアー等を積極的に実施し、若年層の人材確保を進めます。
▽道の駅瑞穂再整備事業
官民連携のもと、関係機関及び町民の皆さまのご協力をいただき、この度、新名称を「道の駅邑南の里」と決定しました。
令和6年度は融雪設備整備工事の継続実施、本体建築等工事の着手等、本格実施となります。これら以外に、外構工事、家具・備品整備などを実施し、令和6年度末の完成に向かって着実に事業を進めます。指定管理予定者とともに施設機能及び維持管理や運営手法についての協議を深め、新たな道の駅へと円滑に移行していきます。
また、令和6年度に、指定管理者やテナントとして加わる飲食事業者を決定するとともに、「道の駅瑞穂再整備事業施設管理・運営計画」に基づき、開業に向けた具体的な準備を計画的に進めます。農産物直売所については、引き続き、各種事業を設け、出荷者や商品の確保を進めます。令和7年夏のグランドオープンを目指します。
▽農産物直売所の支援
雲井の里を持続可能な魅力ある農産物直売所とするために募集していた「農産物直売所支援マネージャー」が令和6年3月に着任し、同年度から本格的に取組が開始します。地域の課題となっている農産物の生産や集荷等を担う人材を育成します。
▽有機農業等環境にやさしい農業の振興と持続可能な農業生産の展開
みどりの食料システム戦略緊急対策交付金を活用し、有機農業産地づくり推進緊急対策事業で、実証ほ場での取り組みを参考に作成した「栽培マニュアル」をもとに、農業者向け研修会を開催します。
また、邑南町農林総合事業で、国の補助対象にならない有機JAS認証経費補助を新規に行います。消費面では引き続き学校給食への有機米利用支援を継続しつつ、アンケート結果等も踏まえた講座等を計画しています。市場調査も予定しており、引き続き島根大学やJA、島根県とも連携し、生産面、消費面から有機農業の取組を拡大していきます。
▽スマート農業導入モデル実証事業
農作業の負担を軽減するため、草刈り作業の受託する事業者等に対するラジコン草刈り機の導入を、実証事業として支援します。また、農作業での脱炭素や燃料コスト削減、作業負担の軽減に資することを目的とした電動農機具普及促進事業費により、農業者の電動農機具購入への補助を行います。
▽神紅等園芸作物の産地化
令和6年度は60アールの整備を予定しています。また、令和6年度のおーなんアグサポ隊は、新たに3人を受け入れる予定で、合計12人で就農モデルを実践していきます。なお、研修を修了した「神紅」の生産者は7人です。
▽林業担い手育成・確保支援事業
(一社)おおなん木の学校で活動するおーなん木好き隊に係る事業で、令和6年度は活動1年目1人、2年目1人の計2人を任用する予定です。隊員は、林業・木材産業の振興と地域の活性化に関わる活動を実施し、就業のための知識や技術を習得します。
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