子どもたちの身体と心の健康を支えます 認定スクールトレーナー制度

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リハビリテーション技術科　吉岡　健太郎(よしおかけんたろう)

■認定スクールトレーナー制度とは
認定スクールトレーナー制度は「運動器の健康日本協会」が創設をめざして準備をすすめ、本年2月に内閣府から公益目的事業として認定された新しい取り組みです。

具体的には、運動器医療の学術的知識と技法を有する理学療法士が、整形外科医や学校医等、医師との緊密な連携のもとに、学校保健の現場に参画・協力して、児童生徒などの運動器の健康増進と健全な成長・発達に寄与することをめざしています。
今年度から認定スクールトレーナー制度が正式にスタートすることを受けて、当院リハビリテーション技術科では雲南市教育委員会の協力のもと、身体教育医学研究所うんなんと協働し、認定スクールトレーナーを学校に派遣する準備を開始しました。
昨年度には雲南市が大田市、隠岐の島町と共にこの制度創設に向けたモデル地区に採択されました。市内では西小学校、掛合中学校を対象、モデル事業としてからだの仕組み、体の使い方やよい姿勢のコツについて実技も交え体験学習講座を開催しました。西小学校では、正しい姿勢をつくるための「西小学校の歌」に合わせたオリジナル体操を考案し、児童や教員と一緒に体操をしました。
今年度もすでにいろいろな学校から派遣の要望をいただいています。7月初旬には、当院の理学療法士が市内小学校を訪問し、体の使い方や良い姿勢のコツなどについて実技を交えた授業を実施しました。
この事業を発展的に進めていくために、これからも学校や児童生徒、保護者の希望に沿った内容や相談事業、運動器予備検査など事業の実施を検討していきます。
そして、文部科学省が推進している「コミュニティ・スクール事業」やスポーツ庁の外部人材活用事業などで、「チーム学校」の一員として貢献できるよう進めていきます。