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〈特集〉みんなで考える脱炭素のまち(1)

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島根県飯南町

■Carbon Newtral Town Iinan 将来のために、今わたしたちができること
近年、地球温暖化による気候変動が、世界中の人々や生態系に影響を与える深刻な問題となっています。
本町でも、令和3年7月豪雨では多くの被害がもたらされ、今年の冬は記録的な暖冬となっています。
地球温暖化に対する個人の取組は小さいかもしれませんが、積み重なれば大きな力になります。
今月は、全世界の共通課題「地球温暖化・脱炭素」について考えてみたいと思います。

◆知ってる?脱炭素のまち宣言
令和5年3月、町は2050年までにCO2の排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」を宣言し、脱炭素のまちを目指しています。

◆飯南町の温暖化
本町は、年平均気温が、島根県内で最も低い地域ですが、50年間で緩やかに上昇しています。
令和5年3月、IPCC(気候変動の評価を行う国際的な会議)では、人間の活動が現状の地球温暖化に影響を与えていると結論づけられました。
さらに、今後も同様に温室効果ガスを排出すれば、最良の推計でも2040年までに1.5度上昇すると予測。「この10年間の行動は、現在から数千年先まで影響する」とし、急速かつ大幅な温室効果ガスの排出削減が必要だとしています。

◆温暖化の影響
大雨などの異常気象が増えると、災害の発生リスクが高まります。
10年に一度の豪雨が発生する確率は、平均気温が1.5度上昇すると10・5%、2度上昇すると14%、3度上昇すると、30・2%増加すると言われています。
農業面では、降雪量が減り、雪解け水が減少することで農業用水に影響。気温が変化することで、農作物の生産性にも大きく影響します。そのため、気候変動に合わせた農作物の品種選定や栽培方法の対応が必要です。

◇温室効果ガスってナニ???
以下の7種類のガスのことを言うだにゃ~
・二酸化炭素(CO2)
・六フッ化硫黄(SF6)
・メタン(CH4)
・パーフルオロカーボン類(PFCs)
・一酸化二窒素(N2O)
・三フッ化窒素(NF3)
・ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)

◆CO2排出量の現状
本町のCO2排出量は、令和2年度で4万3千t-CO2であり、部門別にみると、産業部門が最も多く、次いで運輸部門が多くなっています。
※平成28(2016)年度以降はおおむね減少傾向。

◆将来の削減目標
本町では、2030年度のCO2排出量を2013年度比で59%削減し、2050年までに「CO2排出量実質ゼロ」の実現を目標としています。
目標達成のため、令和6年1月「飯南町脱炭素のまち推進計画」を策定。今後、計画的に脱炭素の取組を進めていきます。
※本紙2~3ページのイラスト(作:かげやま まき)は、これからの取組を表したもの。計画の概要版は2月の自治区文書で各戸に配布。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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