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自治体の皆さまへ

〈特集〉暮らしの中に防災を

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島根県飯南町

記録的な大雨となり、「緊急安全確保」が発令された令和3年7月豪雨から3年。今一度、防災に対する意識を高めましょう。

◆日頃からの意識
令和3年の豪雨災害では、幸い人的被害はありませんでしたが、町内全域で山からの土砂の流出や家屋裏山の崩壊、浸水などの被害が多数発生しました。
今年6月と7月にも大雨警報が発表される雨量を記録。ここ数年、全国的に、大雨や短時間強雨の発生も増加しています。国は、広く国民が災害についての認識を深めるとともに、これに対する備えを充実強化することで、災害の未然防止と被害の軽減につながるよう、「防災の日」(9月1日)と「防災週間」(8月30日から9月5日まで)を設けています。
本町でも、自治会等での防災出前講座を開催しています。いつどこで起こるか分からない災害への備えとして、「ハザードマップ」「ご自宅や職場などに近い避難所」、「非常用の防災グッズ」の確認などを今一度お願いします。

問合せ:防災危機管理室
【電話】76-2211

◆令和3年7月豪雨災害復旧状況
令和3年7月に発生した豪雨では、三次市横谷地区、雲南市入間地区、多根地区の法面崩落等で、全面通行止めとなった国道54号、飯石広域農道や谷高齢者コミュニティセンター付近が通行止めとなりました。河川や農地・農業用施設も甚大な被害が発生し、町民の皆さんの生活に大きな影響を及ぼしました。
本町では、災害発生直後から国土交通省、島根県、土地改良事業団体連合会に調査・査定業務の支援をしていただき、町内建設業者のご尽力で、鋭意復旧に取り組んできました。
今年度7月末時点で林道災害以外の復旧工事がおおむね完了。残りの復旧も今年度中の完了を目指し、取り組んでいきます。

令和3年7月豪雨災害復旧事業進捗状況
補助対象事業

問合せ:建設課
【電話】76-3942

◆気象・防災情報に留意して生活を
飯南町気象防災アドバイザー 堀江 安男

近年は、地球温暖化に伴い、気温が上昇し、短時間強雨を伴う豪雨災害の発生する頻度が高くなっています。
今年の梅雨は、平年より16日遅い6月22日に入り、7月21日に梅雨明けとなりました。赤名地点のアメダスでの梅雨期間(6月22日から7月20日の29日間)の降水量は、平年の1・3倍にあたる435・5ミリメートル(平年332ミリメートル)を観測しました。
9月、10月の気温は、平年より高いと予想していますので、残暑が厳しくなると思われます。暑さ対策をしてお過ごしください。
例年、秋には多数の台風が発生し、影響を及ぼしています。今年の台風発生は8月1日現在で4個。例年、夏以降に多数発生し、接近します。実りの秋、強風への注意・警戒をお願いします。
冬には、8月から発生が予想されるラニーニャ現象により、寒気が入りやすくなることが予想されています。大雪をもたらす雪雲は、日本海上で湿った空気の影響を受けて発生。中国山地で発達し、大雪となります。
気象台の発表する気象情報や町から発令される防災情報に留意し、安心・安全な生活をしていただきますようお願いします。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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