誰もがゲートキーパーに~気付きと絆で支えるいのち~
身近な人や大切な人が、落ち込んでいたり、いつもと違う様子だったりすると、心配になることがあると思います。そんな時に「自分に何かできることはないかと思うけど、何をしたらよいか分からない」と悩んだことはありませんか?そのような時は、勇気を出して、まずは優しく声を掛けてみましょう。
その行動がゲートキーパーの第一歩になります。
■「ゲートキーパー」とは
ゲートキーパーとは「悩んでいる人に気付き、声を掛け、話を聴き、必要な支援につなげ、見守る人」のことです。特別な研修や資格は必要なく、難しく捉える必要はありません。誰でもゲートキーパーになることができます。周りで悩んでいる人がいたら、優しく声を掛けてみてください。声を掛け合うことで、悩みや不安が少しずつ和らぐかもしれません。
また困ったときには、一人で抱えず、相談窓口や専門家の力を頼りましょう。
■ゲートキーパーの4つの役割
ゲートキーパーには、4つの役割があります。
▽変化に気付く 気付く・声をかける
家族や友人の変化に気付いて声を掛ける
例:家族や友人、知人の変化に気付いたら「何か元気ないけど大丈夫?」「何か力になれることはない?」などと声を掛け、無理に答えなくてもよいことを伝えましょう。
▽じっくりと耳を傾ける 聴く
本人の気持ちを尊重し耳を傾ける
例:本人が話しやすい環境をつくり、真剣な態度で受け止めましょう。相手の感情を否定せずに対応すること、聴いたら「話してくれてありがとう」「大変でしたね」など労いの言葉を伝えることも大切です。
▽支援先につなげる つなぐ
必要に応じ、早めに専門家に相談するよう促す
例:相談者に丁寧に情報提供をしましょう。可能であれば、本人の了解を得たうえで、代わりに窓口に連絡を取ったり、一緒に出向いたりできると相談者も安心されることでしょう。
▽温かく見守る 見守る
温かく寄り添いながらじっくりと見守る
例:連携した後も、必要があれば相談にのることを伝えましょう。
市は、出前トークとして、自らの心の健康を保つ方法や悩んでいる人を支援する方法を学ぶ「心の健康づくり~自分と大切な人の命を守るために~」、自殺の現状や悩みを抱える人への相談支援の心構えを学ぶ「自殺予防ゲートキーパー研修」を実施しています。
ホームページ「こころの健康づくり」
本紙を参照ください
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問合せ:保健医療課健康推進係
【電話】0824-73-1255
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