■朝食づくりチャレンジ
食育は生きる上での基本であり、知育、徳育および体育の基礎となります。さまざまな体験を通じて「食」に関する知識と、「食」を選択する力を習得し、健全な生活を実践することができるよう食育の推進をしています。
今回は、庄原小学校の「朝食づくりチャレンジ」の取り組みについて紹介します。これは(1)自身の朝食に対する課題を見つけ、自ら望ましい朝食を意識して摂取できる習慣を身に付ける(2)朝食づくりを通じて、家族の一員であるという自分の存在価値を認識するという2つを目的に実施しているものです。夏休み中に5・6年生は全員、家庭科の課題として取り組んでおり、1年生から4年生は自由参加となっています。メニューは本で調べたり、家庭で教えてもらったり、児童が自分で考えたりして決めています。
チャレンジした朝食は、食育朝会や校内掲示などで紹介されます。
また、コンテストも行っており、庄原学校給食共同調理場の熊本多映(くまもとたえ)栄養士や調理員などにより審査されました。審査のポイントは、(1)栄養バランスがとれていること(2)誰でも簡単につくれること(3)家にあるものや地元食材を使用していることの3点です。
今年度の最優秀賞は「旬の野菜たっぷりごはん」でした。児童は工夫した点として、給食のメニューを参考に、うめぼしと鰹節を合わせたことや、家で収穫した野菜を使ったことなどを書いていました。他の児童のレシピも1冊にまとめてレシピ集を作成しており、バランスの取れた朝食づくりに関心を持つ児童が増えています。
このように、様々な食育の取り組みを市内各学校で行っています。ぜひ、ご家庭でも「食」について興味・関心がもてるような声かけや一緒に調理をしてみてください。
問合せ:教育指導課
【電話】0824-73-1184
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