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こうすりゃ~ええ農(のう)vol.82

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広島県庄原市

営農指導員のワンポイントアドバイス
営農指導員 若山 譲(わかやま ゆずる)

■農業の作付け計画を立てましょう!
農業にとって栽培計画を立てることは重要です。農作業の少ないこの時期に、1年の栽培計画を立てましょう。菜園を無駄なく生かし、品質の良い野菜を作るには、事前の作付け計画が大切です。

▽栽培計画の立て方
(1)どんな野菜を、どのくらい作るか決めましょう
作りたい野菜の候補を挙げ、畑の広さや環境、販売できる量、新品種などを考え、候補の野菜を組み合わせて計画を立てます。

(2)栽培と管理に適した時期を確認しましょう
野菜は、それぞれ種まきや植え付けに適した時期があります。この時期を間違えると、生育が悪くなったり、収量が少なくなったりします。また、同じ時期にたくさんの野菜の栽培を詰め込み過ぎると、天候によって後作の計画が遅れてしまうことがあるため、栽培時期に余裕を持たせましょう。

(3)野菜の特徴に合わせた場所を選びましょう
野菜は育つにつれて、大きくなります。成長して株が混み合うと、日が当たらずに育ちが悪くなったり、風通しが悪くなり病気にかかったりすることがあります。それぞれに適した畝幅(うねはば)、株間、条間にするには、収穫時期の畑の様子をイメージしてみることも大事です。

(4)輪作(りんさく)を行いましょう
過去に野菜を栽培して、連作障害や病害の多発など、場所によって良し悪しがあったと思います。そのような場所は、異なる種類の作物を一定の順序で周期的に代えて栽培する「輪作」を行うと良いでしょう。

▽ちなみに…2月に行うべき農作業は?
・不要になったマルチなどのビニールや、使用できなくなった資材などを持ち帰り、残渣(ざんさ)(残りかす)などがないように畑の片付けをします。
・タマネギ、エンドウ、ソラマメなどは、マルチの植え穴や株基から出る雑草を早めに取ります。
・タマネギやエンドウマメなどの越冬野菜は、追肥する大切な時期です。

問い合わせ:農業振興課農業振興係
【電話】0824-73-1131

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