■給食バイキング~庄原保育所の取り組み~
新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、庄原保育所では、友だちとの楽しい食事が再開しています。給食の時間には、以前のように会話を楽しみながらの食事風景が戻ってきました。
そして、本年度からもっと友だちと一緒に食事を楽しめる方法はないかと考え、新たにバイキング形式での給食をスタートしました。
現在、庄原保育所には0~2歳児が41人、3歳~5歳児が83人、計124人が通っており、3歳~5歳児の子どもたちがバイキング形式での給食を楽しんでいます。食事の集合時間を11時30分~12時に設定し、「自分で食べるタイミングを決めること」「自分で食べる量を決めること」「自分で席を決めること」ができる点がこのバイキングの魅力です。取り組みの当初は、競って食事を始める子どもたちでしたが、慣れていく中で自分のタイミングで食事を始めることができるようになってきました。お腹が空いたら食事をするという、自分のタイミングを計ることができるようになり、子どもたちの食欲も増してきています。
子どもたちは自分の食べられる量を考えながら、そして苦手な食べ物も量を確認しながら食べられる量のお皿を選んでいます。食事に対する安心感が増し、苦手な食べ物も友だちと一緒に食べる中で、食べてみようという前向きな気持ちが芽生えてきています。保育者はそんな子どもの姿を、焦らず見守るように心掛けています。
バイキング形式は食事の席を自分で決めることができることも特徴の1つです。クラスや学年を超えて気の合う友だちと一緒に食べられることで、会話も弾み、笑顔もよく見られるようになりました。
コロナ禍を経験してきた子どもたちに、給食を通して仲間と食べる食事の楽しさを味わえるように創意工夫していきたいと思います。
問合せ:児童福祉課
【電話】0824-73-1192
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