このコーナーでは、隔月で市立学校の取り組みや児童生徒の活動の様子を紹介します。
■比和中学校
比和中3年生の3人は、理科の授業で主体的・探究的に学習を進めていくための活動として、2年生の時から協働的に科学研究に取り組んでいます。
科学研究のテーマは「日本一滞空時間の長い紙飛行機をつくる」で、ギネス記録(29秒20)に登録されている紙飛行機を参考にしながら、試行錯誤を繰り返しています。今までの最高飛行時間は6秒08で、10秒を越える紙飛行機の作製を目指しています
今後も「どの部分の折り方を工夫すると飛行時間が長くなるのか」「理想の折り方はどのような折り方なのか」を問い続け、紙飛行機を飛ばしながら、研究を続けていきます。
■粟田小学校
粟田小6年生は、本年度「洗濯物を速く乾かすには!?~日光・風・温度を比較して~」をテーマに科学研究に取り組みました。
この研究は、雨の日に靴下が濡れて困った経験をした子どものつぶやきから始まり、洗濯物が乾くには、日光・風の力・温度が必要だと考え、実験に取り組みました。
ドライヤーと扇風機を利用して温度の違いを調べたり、干す場所の高さを変えて乾き方の違いを調べたり、昔からよく使われる新聞紙で水分を取る方法も試したりしました。
子どもたちは実験をするたびに、次の疑問や新しい方法を見つけ、自分たちで知りたいことを調べる楽しさを学びました。
■永末小学校
永末小学校では、「自ら学び続ける児童の育成」を目指した教育活動を行っており、その一つとして「科学研究」を行っています。
5年生は、テレビで放送された「汚水のろ過」を参考に、校庭の砂や小石、活性炭などの身近なもので、ろ過に適しているものは何かを探究しました。研究中には、活性炭が汚水の臭いを取ることに気づき、活性炭を顕微鏡で観察し「小さな穴に汚れが引っかかるから臭いを取ることができるんだ」と、自分たちで見つけた発見に喜んでいました。永末小学校では、日々の生活の中の「なぞ」について、子どもたち自身が考える取り組みを進めています。
問合せ:教育指導課指導係
【電話】0824-73-1184
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