文字サイズ
自治体の皆さまへ

【特集】一人一人に合った場で学べるつながる(1)

1/31

広島県東広島市 クリエイティブ・コモンズ

不登校の児童生徒数が全国的に増加しています。令和4年度では約30万人、そのうち専門機関につながっていない小・中学生は4.6万人となっています。一人一人が豊かな人生を築き、幸せな生活を送るためには、学びを通じた人々の「つながり」や「関わり」が大切。本市では、学校、家庭、地域、企業などと連携を深め、学びたいときに学べる場や安心して過ごせる居場所づくりを進めています。

■学校が苦手になるきっかけはさまざまです
令和2年度不登校児童生徒の実態調査(文部科学省)によると、不登校のきっかけで多いのは、小学生は「先生のこと」、中学生は「身体の不調」。そのほか「勉強が分からない」「インターネットやSNSなどの影響」「きっかけがよく分からない」などさまざまです。子どもたちを取り巻く環境によっては、不登校は誰にでも起こり得ること。次のような様子はSOSのサインかもしれません。専門機関に相談してみましょう。
・学校から帰るといつも疲れている
・登校前に頭やおなかが痛くなる
・ゲームやスマホに没頭して昼夜逆転している
・朝起きられない
・学校の授業についていけない
・家や部屋から出たがらない

■東広島市の「不登校の児童生徒数」について
本市の令和4年度の不登校児童生徒数は、小学校163人、中学校283人。令和3年度と比較すると小・中学校ともに大きく増加し、約1.5倍です。令和2年度から国・県と同様、増え続けています。

1,000人当たりの不登校児童・生徒数

■子供たちの成長を社会全体で支えます
行政、学校、民間が連携し、学びたいと思ったときに学べる環境、自分のペースで過ごせる居場所、小さな心のSOSを見逃さない相談体制を整えています。

◆学校で専門職に相談できます
◇スクールカウンセラー
児童生徒の心のケアやストレスの対処法など、相談面接を行う心理の専門家。各中学校区に1人配置され、相談は基本的には予約制で対応しています。臨床心理士などの資格を持つ人です。

◇スクールソーシャルワーカー
児童生徒が安心して学校生活を送れるように、家庭や地域、学校との連携・協力を支援。福祉の窓口につないだり手続きの補助をしてくれたりします。社会福祉士や精神保健福祉士などの福祉に関する資格を持つ人が多いです。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU