もっと知りたい!こうきょうこうつう～地域の助け合いによるボランティア輸送～vol.29

9／43

市では、市民の皆さんの「日常生活や交流を支え、魅力的で持続可能な公共交通サービスを提供します」を基本理念に、地域公共交通計画を策定し、公共交通サービスの維持・確保に取り組んでいます。

計画では、「地域の公共交通を守り・育てる意識の醸成」を挙げ、この「もっと知りたい!こうきょうこうつう!」の連載のように、地域公共交通に関する市民の皆さんの意識啓発に取り組んでいます。
今回は、「住民主体による移動手段の確保」についてご紹介します。
本市では、バス、船、おれんじ号といった公共交通サービス事業者を支援することにより市民の皆さんの移動手段の確保に努めています。
一方で、「バス停や港までいけない」、「送迎を頼める家族や知人がいない」といった方のような小さな移動ニーズに対応するために、自家用車両等を利用した地域の助け合いによるボランティア輸送制度があります。
自家用車での無償運行を行う場合には、運輸局への許可等は不要ですが、いくつか留意点があります。
・地域住民等が運営主体となるため、「ボランティアの引き受け手(利用のとりまとめや運転等を行っていただく方)」が必要となります。
・利用者からは運送に要した燃料代、駐車場代に限り受領できます。
・車両の確保や保険が必要となります。

本紙左記のQRコードに他地域での導入事例を紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
導入に際しては、事前調整が必要となりますので、導入等を検討される際は、お気軽にご相談ください。

問合せ：企画振興課
【電話】0823-43-1630