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自治体の皆さまへ

都市公園と公園施設(観光交流拠点)の建設を始めます

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広島県熊野町

■〔連載特集〕筆の里工房周辺の整備事業~つながる つなげる~(その1)
わずか76年後の日本の人口は約6300万人へと半減が見込まれます。多くのまちの存亡を危ぶむ声があがるなか、私たちには、“ふるさと熊野”を子や孫に残すために、今できることがあります。
個性豊かで魅力的な文化を伝承すること。子や孫が胸を張り故郷を語ることができる、そうした誇り高きまちづくりをあきらめないこと。こうしたことも、移住する場所、住み続ける場所として人々をまちに惹き付ける大切な取り組みの一つのはずです。
熊野町は地域遺産といえる筆産業とそれにより培われた文化芸術が息づくまちです。このソフトパワーを活かして、この地に住む人々がつながり、まちと文化を未来につなげる取り組みを進めていきます。

■町長メッセージ
わが国でただ一つの筆にまつわる博物館である筆の里工房は、平成6年の開館以来30年間にわたり町の文化芸術創造や観光の拠点としてさまざまな活動を行ってきました。
その建設時から更にさかのぼる平成元年、今から35年前に着想された附近一帯での公園整備に、いよいよ着手します。
桜などの花木に包まれた公園には、町が誇る熊野筆や筆文化を活かしたさまざまな文化芸術活動をみなさんに楽しんでいただける観光交流施設も整備します。どうぞご期待ください。

■整備構想・経緯

■連載記事をお届けします!
公園施設(観光交流拠点)がオープンするまでの間、これまでの経緯や整備事業の進み具合、予定する事業内容への町民のみなさんからのコメントなど、さまざまな角度からの連載記事をお届けします。
7月号では、平成の時代の初め頃の官民それぞれによる観光開発や自然公園構想の議論、それによる成果などをひもときます。

■整備事業費
用地取得費 246,000千円
建物建設費 805,615千円
公園整備費 778,385千円
計 1,830,000千円
※建物建設費と公園整備費には、測量費や設計費などが含まれます。
〔財源〕
国交付金 823,500千円
地方債 809,300千円
一般財源 197,200千円
計 1,830,000千円
※地方債は、公的または民間の資金からの借入金です。その償還金の財源の一部は、後年の地方交付税(国から交付される地方公共団体の運営財源)に加算措置されます。

■運営概要
町の名産品である「筆」は、書画のほか工芸品、化粧、料理など、芸術創造から日常生活にいたる幅広い場面で多用される、手しごとで生み出す道具であり、工芸品です。
新たな施設では、「筆」のほか、「手しごと」や「手わざ」に焦点をあてたさまざまな文化芸術体験・活動の機会を提供・支援します。
〔活動場面の例〕
無料・低額の創作体験 子どもたちの芸術活動 中庭での交流や創作

■整備手順
この公園には集中豪雨時の洪水被害を防ぐ調整池が必要であり、地形的な条件から現在の筆の里工房駐車場の位置に設置します。 また、公園広場のオープン時には、建物内での休憩やトイレ・授乳室などが利用できるよう、仮駐車場、調整池、建物(観光交流拠点)、駐車場、公園広場の順に整備を進めます。
(総面積 4.3ヘクタール)
オープン予定
観光交流拠点:令和8年3月
公園広場:令和9年度中
・仮の駐車場を整備(令和6年秋)
・調整池・建物・駐車場を整備(令和6年末~令和7年度末)
・公園広場を整備(令和8年度~令和9年度)

■設計者選定(公募型プロポーザル方式)
公園施設の建築設計者の選定は、競争入札(価格での競争)ではなく、この施設で町が実現を目指す姿を示し、それによって企画案や実施方針などの提出を求め、最も優れた「提案者」を設計者に採用する公募型プロポーザル方式を採用しました。
全国から寄せられた36作品の応募の中から採用した提案は、筆づくりや文化芸術活動などの「創作の場」が集合した「里山集落」を現代に再生させる、というものでした。
詳細な設計図面づくりには、熊高生や住民のみなさんの意見も反映しています。

■現在の建設予定地
筆の里工房から北側に広がる建設予定地の現状です。
仮整地した広場の先に、公園用地が広がります。今後、建設現場の姿が変化する状況も画像でお伝えします。

問合せ:
〔公園について〕都市整備課【電話】820-5608
〔施設について〕産業観光課【電話】820-5602

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