■岩野角雄 議員
◇〔質問1〕住みやすい、住み続けたい町づくりについて
(1)小さくてもキラリと光る町づくりは、どれぐらい実行できたのか
答弁:松田町長
少子化対策、子育て支援、高齢者対策、人口減少対策を行い、定住化促進を図り、施設の改修や整備を行った。
ブランド農産物、藍やサトウキビを奨励し、有害鳥獣対策、備蓄倉庫など防災対策を行った。
町内6カ所に意見箱を取り入れた。住民の意見を集約し、公約実現に向けて努力する。
(2)保育所など老朽化した施設の改修や補修・解体に追われ、町独自の投資、事業が少ないのではないか。本当に住みやすい町、住み続けたい町にできているのか
答弁:松田町長
日本酪農協同(株)が上板に徳島工場を移転し、徳島県が安楽寺周辺の県道拡幅と六条大橋の歩道拡幅に着手した。保健相談センターとリサイクルセンターの建築など、企業誘致活動、利便性の向上、健康拠点づくりに取り組んだ。
これらの政策がもたらす効果から住みやすい町、住み続けたい町が実現できると考えている。
(3)町の現状に沿った事業を行わなければ町の活性化も図れず、町民から住みやすくなった、住み続けたいと言う声が聞こえないが、どのような町にすれば、キラリと光り、住みやすくなると考えているのか
答弁:松田町長
より広く意見を聞き、予算配分や政策決定において総合計画を基本とし、町民の要望を反映させ、ボランティアや地域団体と協力し取組を進める。
住環境、公共施設や交通インフラを整備し、町の魅力を高め、地域の特産品や文化など地域資源を活かした取組を進め、町外の人から本町に魅力を感じ、上板に住みたいと思うまちづくりを進めたい。
(4)実施している事業は、どこの市町村でも行っている。明確なまちづくりのビジョンを持ち、上板ならではの事業・政策に取り組むべきである。
人口減少、少子高齢化が急速に進み、空き家、空き地、耕作放棄地など荒れ地が年々増え続ける。水道料金は県内4番目に非常に高額である。介護保険料も全国約1700自治体の中で58番目に高額である。家庭ごみ・大型ごみは、戸別回収されず、道路は劣悪、下水道が無く、家庭雑排水の排水先が無い。移動手段も無く買い物難民等が増えている。現在、上板に住んでいる町民に目を向け、声を聞き、寄り添った政策を実行し町づくりをすべきである
答弁:松田町長
公約を一つ一つ実行することが町の活力再生になる。町民の暮らしや福祉の満足度を高め、本町の魅力度を高めることで、周辺自治体に埋もれることのない存在感ある町づくりとなり、キラリと光るまちだと思う。
再問:令和4年度は未執行、未実行の事業が多く、決算で約5億6200万円も残した。政策と町民の要望がずれている。町民が望み、困り、不便と感じることを改善、解消することが、住みやすく住んでみたい町づくりになるのではないか。
役場には226名の職員がおり、特別職や委員等を含め、その英知を結集し、私たちが納めた税金を有効に活用し、本当に住みやすい町、上板としていただきたい。
■富永志郎 議員
◇〔質問1〕多目的支援巡回車(コミバス)について
(1)タクシー券の利用状況について
答弁:廣野健康推進課長
高齢者外出バス/タクシー利用助成事業においてタクシー券は、11月末現在で1万円の申請者が710名、5千円の申請者が42名で計752名、500円券が14620枚、金額にして731万円となっており、利用状況としては264万円使用され、36%の利用率となります。
(2)2023年4月現在の後期高齢者の人数、また2024年4月に予想される後期高齢者の人数は
答弁:廣野健康推進課長
2023年4月の後期高齢者の人数は2020人、2024年4月の後期高齢者の人数は2208人となる予定であります。また65歳以上の高齢化率は2023年12月1日現在11304人に対し4110人で36.4%です。
(3)公共バスの利用状況について
答弁:廣野健康推進課長
高齢者外出バス助成について10月末現在で1万円の申請者が32人、5000円の申請者が42人で計74人100円券が5300枚で金額にして53万円となっており、利用状況としては100円券が1974枚金額にして19万7400円となっており、37.2%の利用率となっております。現在バスの利用人数は1日で40人強が利用しています。
(4)上記の状況を踏まえてコミバスの設置を強く要望するが、そのメリットとデメリットについての見解は
答弁:廣野健康推進課長
板野郡内においてコミバスを運行している松茂町および北島町においてこれまでの状況等について指導いただきました。コミバス設置のメリットは昨今の高齢化や、高齢化に伴う免許証の返納、公共交通機関の不便さにより買い物や通院といった日々の交通手段に困惑している方の足となれる点でないかと思います。しかしデメリットとしては初期投資やランニングコストに莫大な費用を必要とする点があります。コミバスの運行をやめろと言う声はあがっていないため住民の方もメリットとデメリットを理解されているものと考えます。
(5)今後設置するとなればどの程度の問題が予想されるか。金銭面や利用人数、利用の仕方等
答弁:廣野健康推進課長
コミバスを運行させるとなると国土交通省が示している導入に関するガイドラインにある現在ある路線バスとの整合性をはかる必要があります。次に事業計画その次に運行計画その他路線バスとの接続、初期投資やランニングコストも検討する必要があります。
(6)自治体と地域住民との意見集約が必要となって来るがいつ、どの様にやるのか
答弁:廣野健康推進課長
町民懇談会で意見交換するのもひとつの手段と思いますが、松茂町においては「地域コミュニティバス計画検討委員会」を定期的に開催し、自治会、バス事業者、行政、警察等が意見交換を進めているそうです。コミュニティバス運行計画には高いハードルがありじっくり取り組む必要があると思われます。
再問:今から2、3年かけてでも住民福祉向上のため真剣に取り組んでほしいと思います
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