妊娠中の喫煙は、妊婦自身に及ぼす健康被害と共に、胎児に対する「受動喫煙」による健康被害が明らかにされていること、さらに、子宮頸がんや乳がんの予防や早期発見が重要であることなど、女性には特有の健康問題が存在しています。「女性の健康週間」は厚生労働省が、女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援するために制定されました。
■妊娠がわかったら、まず禁煙
妊婦だけでなく周りの人もたばこを吸うと、たばこの煙のニコチンの作用で、胎盤や赤ちゃんの血管が収縮し、酸素や栄養が行き渡らなくなります。また、一酸化炭素は血液中の酸素を運ぶ役割のヘモグロビンと強力に結合するため、胎盤、赤ちゃんが酸素不足を起こします。そのため、低出生体重児や流産・早産などの危険性が高くなります。
■禁煙の効果はいつからでもあります。
たばこは妊娠中だけでなく、生まれてからも赤ちゃん、子どもに悪影響を与えます。禁煙は、赤ちゃん、子どもへの最大のプレゼントです。禁煙には遅すぎる事はありません。どの時期に禁煙してもたばこによるリスクを減らすことができます。
■子宮頸がん・乳がん検診について
子宮頸がん検診は20歳以上、乳がん検診は40歳以上の方を対象に2年に1回受診できます。この機会に検診を受けましょう。
☆健康推進課 保健相談センターにて「女性のための健康ガイド」を配布しています。(数に限りがあります。)
問合せ:上板町保健相談センター
【電話】088-694-3344
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