■民生委員は地域の見守り役
上板町には、27名の民生委員・児童委員と2名の主任児童委員がいます。
民生委員は、地域住民の生活状況について把握し、必要に応じて声かけ・相談・支援等を行う人々です。その地域の住民であり、地域の実情を知っていて福祉活動・ボランティア活動などに理解と熱意がある人が選任されています。民生委員の任期は3年で、3年に1度、全国で一斉改選が行われます。
また、全ての民生委員が児童委員を兼任しており、「公平・公正」「人権への配慮」を原則として守秘義務もあるため、相談内容を勝手に他人に漏らされる心配もありません。具体的な支援を行うだけでなく、生活上の相談にのったり行政・専門機関からの支援を受けるためのパイプ役になってくれたりもします。
■民生委員の仕事は7つ
民生委員の職務については、民生委員法第14条に規定されています。仕事の内容は大きく分けて7つです。民生委員それぞれが考える問題点や改善策をとりまとめ、関係機関に提示することで、支援を必要とする人々に適切なサービスが届きやすくなると期待されています。
◇民生委員7つの仕事
・社会調査
地域の住民の状況や福祉ニーズを常に把握
・相談
地域の人々の相談にのったり見守りや声かけを行う
・情報提供
支援が必要な人に制度やサービスの情報を提供する
・調整
地域住民の福祉ニーズに応じたサービス提供の調整
・連絡通報
必要な福祉サービスが受けられるよう関係機関や団体等に連絡
・意見具申
問題点や改善策を関係機関に提起
・生活支援
地域住民の生活を支援したり体制をつくったりする
■5月12日(日)から「民生委員・児童委員の日活動強化週間」が始まります
~身近に感じて下さい!あなたのまちの民生委員・児童委員~
5月12日(日)は、全国民生委員児童委員連合会が定める「民生委員・児童委員の日」です。また、5月12日からの1週間は「活動強化週間」とされ、地域住民や関係機関・団体に民生委員・児童委員の存在やその活動を知ってもらい、さらなる理解を得ることを目的としています。
上板町民生委員・児童委員協議会でも、この「活動強化週間」を契機とし、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現に向け、訪問や声掛け等、日々の見守り活動に取り組んでいます。
民生委員・児童委員は、日常生活の中で困ったことや心配ごと、相談したいことがあるときに、地域住民の身近な相談相手となり、支援を必要とする住民と行政や専門機関をつなぐパイプ役を務めています。民生委員・児童委員には守秘義務があり、秘密は守られますので、安心してご相談下さい。
民生委員・児童委員を身近に感じていただき、地域住民との関係づくりや日ごろの見守り、相談活動等を円滑にすすめていくためのご理解・ご協力をお願いします。
◇民生委員活動スローガン
「支えあう 住みよい社会 地域から」
問合せ:上板町役場 民生児童課
【電話】088-694-6811
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