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おしえて!!歯医者さん

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徳島県吉野川市

■第95回 エナメル質形成不全症
▽質問
歯医者さんで、「歯の表面の色が部分的に黄色いところがあるので、定期的にチェックしましょう。」と言われました。むし歯ではないのでしょうか?
▽回答
検診などで、上前歯の表面の白濁や、6歳臼歯(きゅうし)〔第一大臼歯(永久歯の奥歯)〕の黄色い変色を指摘されることがあります。これは、表面のエナメル質がうまく作られず、変色や部分的に歯が欠けている状態で、「エナメル質形成不全症」といいます。調査によると、日本人では5人に1人の割合で存在し、近年増加傾向にあります。原因ははっきりとわかっていませんが、遺伝的な問題やエナメル質形成時期の全身的な問題(栄養障害や発熱疾患)、先行乳歯の外傷や大きなむし歯が可能性として指摘されています。
エナメル質形成不全症の歯、特に奥歯の場合は、内部の象牙質がむき出しになっていることが多いので、むし歯になりやすく、進行も早いです。毎日しっかりブラッシングを行い、定期的に歯科医院でケアすることが重要です。軽度の場合はフッ化物を塗布して歯質の強化をはかったり、欠けている部分がある場合は、白いプラスチック材料で埋める処置を行います。いずれの場合も、ご家庭での仕上げ磨きが大切です。
これらの症状が疑われる場合は、かかりつけの歯科医院にご相談ください。

▽吉野川市歯科医師会
お口の質問を募集しています。下記までメールまたはFAXでお寄せください。
・お口の質問について(窓口)
市長公室【FAX】22-2244【メール】m-koushitsu@yoshinogawa.i-tokushima.jp

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