すっかり寒さを感じるようになりました。園内の紅葉も見頃を迎えています。園内にはコナラ、シラカシ、クヌギなどドングリが実る木も植えられており、この時期、園路に大小さまざまなドングリが落ちているのを見つけることができます。
■ドングリは動物の貴重な栄養源
「ドングリ」とは、ブナ科の樹木の果実を指します。ドングリは渋く、繰り返しアク抜きをしないと、人間は食べることができません。しかし、野生の動物はドングリを好むものが多く、巣や巣の周りなどにドングリを貯蔵して食べながら冬を越します。ドングリは食料の減る冬のための貴重な栄養源となっているのです。
とくしま動物園のツキノワグマの「よねこ」や、チンパンジー「みちお」と「ジラ」をはじめとするモンキープロムナードの動物たちは、ドングリを好んで口にします。また、今年3月に来園したインドタテガミヤマアラシの「ハッシュ」も、飼育員にドングリをもらって喜ぶ姿が見られました。
■みんなでどんぐりを探そう!
とくしま動物園では、モンキープロムナードに「どんぐりコロコロ」を設置して、園内で来園者の皆さんが集めたドングリを回収しています。集まったドングリは熱湯消毒し、日干しして動物たちのおやつにしています。もちろん、園内で拾ったドングリはお持ち帰りいただけます。深まってきた秋の一日、動物園にお越しいただいた際には、足元のドングリも探してみてください。
注記:拾ったドングリは、動物たちに直接与えないでください。
問合せ:とくしま動物園STELLA PRESCHOOL ANIMAL KINGDOM(すてら ぷりすくーる あにまる きんぐだむ)
【電話】088-636-3215【FAX】088-636-3218
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