8月8日夕方、宮崎県南部で震度6弱の地震が発生し、気象庁は2019年の運用開始以来初めて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表し、特別な注意の呼びかけを行いました。
いつ、大地震が発生してもおかしくない状況と言える今、地震から命を守るために、地震についての情報を正しく理解し、いざという時に備えましょう。
■避難が必要な状況など
◆津波
沿岸部にお住まいの人は特に津波注意!
津波が来る恐れのある場合の避難は「遠くへ」よりも「より早く、より高くへ」が基本です。
◇津波発生まで
・緊急地震速報
震度5弱以上を予想した時にテレビ・ラジオなどで報知音とともに放送
・数秒から数十秒後
南海トラフ地震発生!
・5分から10分後
避難準備、津波避難ビル、緊急避難場所へ
・41分後
地震発生41分後津波到達!
注記:東沖洲のマリンピア東端で、初期水位+20センチになるまでの予想時間。地震発生53分後に津波の高さが最大。
◇避難場所と避難所の違いって?
・避難場所
身を守るために緊急的に逃げる場所
・避難所
身を守ったあと、自宅が被害にあった人が一時的に生活する場所
◆液状化、地盤沈下
吉野川などの河口部に発達した徳島市は、ほぼ全域で「液状化現象」が発生し、地盤が傾いたり電柱が倒れたりするなどの被害が予想されます。確認しつつ早めの避難を。
◆建物倒壊
傾いた建物や、古い耐震基準の建物には入らないで。家の中にいる場合はすぐに外へ。
◆がけ崩れ
土砂災害警戒区域など、崩れやすい急な斜面や崖に面している場合は注意。
◆火災
大きな公園や広域避難場所など安全な場所に避難を。
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