いきいきと健康的な生活を過ごすため、美波町健康増進課や福祉課による健康情報をご紹介します。
■認知症について学びました!
▼美波町認知症キッズサポーター養成講座開催
令和5年12月4日に日和佐小学校4年生の児童たちは、美波町社会福祉協議会が取り組む福祉教育「やさしいまちづくり(福祉について)」において、高齢者疑似体験とキャラバンメイトによる「美波町認知症キッズサポーター養成講座」を受講しました。
▼認知症キッズサポーター養成講座
認知症サポーターとは、認知症を正しく理解し、偏見を持たずに認知症を発症した人やその家族に対してできる範囲で手助けをする応援者のことで、認知症高齢者等にやさしいまちづくりを目指すものです。
児童たちは高齢者におこりやすい感覚の変化と認知症について学びました。外見の変化は分かりやすいですが、見えにくい変化は周囲に伝わりにくいものです。周囲の理解が少ないと心の変化へとつながりやすく、認知機能の低下へもつながっていきます。
認知症サポーター養成講座では、認知症高齢者と話すときには、前から優しく、ゆっくりと、わかりやすい言葉で、短く話すをポイントとしています。
▽高齢者におこりやすい変化
・目(視野)…視野がせまくなる
・耳(聴覚)…高音域が聴こえにくくなる
・鼻(嗅覚)…においがわかりにくくなる
・皮膚(感触)…温度が感じにくくなる
・考える力…理解するスピードがおそくなる
▼高齢者疑似体験(美波町社会福祉協議会)
児童たちはグループに分かれて「耳の聞こえにくさ」と「目の見えにくさ」に焦点をあてた疑似体験を行いました。視覚と聴覚の障がい者であることも外見だけではわかりにくいため、コミュニケーションにも工夫が必要です。
目的の場所まで安全に案内するにはどうすればいいのか、自分がされて嬉しかったことや安心したことなどをみんなで共有しながら「自分たちには何ができるのか」を一緒に考えることができました。
お問い合わせ:役場福祉課
【電話】0884-77-3614
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