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阿波市地域包括支援センターです

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徳島県阿波市

~高齢者の消費者トラブルを防止するために~
高齢者を狙った悪質商法や特殊詐欺による被害が後を絶たず、社会問題となっています。高齢者は、「健康」「お金」「孤独」などさまざまな不安を抱えており、悪質業者はその不安につけ込んできます。
高齢者を狙った悪質商法や特殊詐欺には次のようなものがあります。

■訪問買取(押し買い)商法
「要らない洋服や着物などはないか」と電話をし、自宅を訪問してきた買取業者が、半ば強引に貴金属や宝石類を安い金額で買い取っていくもの。
▽対策
「不要な物があれば何でも買い取ります」という電話があっても、必要がなければキッパリ断る。突然訪問してきた買取業者は家に入れないようにする。一人で対応しない。

■点検商法
無料点検を装って自宅を訪問し、「今すぐに工事をしないと危険」など、虚偽の情報で不安をあおって不要な工事の契約を迫るもの。
例:耐震工事・屋根工事・シロアリ駆除など
▽対策
見知らぬ人は家に入れないようにする。工事が必要だと言われても、その場ですぐに契約をせず、複数の業者から見積もりを取るようにする。

■還付金詐欺
役所の職員などを装って電話をかけてきて、「払い過ぎた保険料が戻ってくる」などと偽って金融機関のATMに誘い出し、還付金受取の操作方法を案内してもらっていると誤信させてお金を振り込ませるもの。
▽対策
公的機関からの還付金がATMの操作によって払い戻されることはないことを知っておく。役所などの電話番号を調べてかけ直してみる。

■高齢者を悪質商法などから守るためには
家族や近隣住民など、周囲の方々が日頃から本人の生活や言動などの様子を見守り、異変にいち早く気づくことが重要です。
高齢者の消費者トラブルは、高齢者本人がだまされたことに気づかないケースや、気づいたとしても「人に知られるのが恥ずかしい」「家族に知られたら怒られる」など誰にも相談しないケースもあります。
ちょっとした異変にも気付けるよう、普段から話をしやすい関係を築いておいたり、こまめに連絡を取り合うことを習慣づけたりするなど、家族の心構えも大切です。

■見守りのチェックポイント
□携帯電話で話をしながら、ATMの操作をしていた
□健康食品などのダンボール箱が家の中にたくさん置いてある
□宅配便でたびたび荷物が届いている
□家に見慣れない人が出入りしている
□自宅の修理を繰り返し行っている
□見積書や契約書などの不審な書類がある
□生活費が不足したり、お金に困ったりしている様子がある
□買った品物を忘れているなど、判断能力に不安を感じることがあるなど

問合せ:
・おかしいと思うことや不安に思うことがあった時(消費者トラブル)
消費生活センター【電話】0883-30-2222(受付:平日9時~16時)
消費者ホットライン【電話】局番なし188
・高齢者の気になることや相談したいことがある時
地域包括支援センター【電話】0883-36-6543(受付:平日8時30分~17時15分)

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