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阿波市地域包括支援センターです

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徳島県阿波市

~9月21日は「世界アルツハイマーデー」認知症について理解を深めましょう~
■認知症の動向と市の取り組み
2024年5月に国より今後の認知症の高齢者の推計が公表されました。65歳以上人口がピークを迎える2040年には14・9%、2060年には17・7%を占めると予測されています。
また、今回から初めて軽度認知障害(MCI)の割合の推計も公表されました。MCIは、軽度の記憶障害はあるが、一般的な認知機能に問題がなく、日常生活にも支障がない状態です。2022年は15・5%でしたが、2040年には15・6%、2060年には17・4%を占め、認知症と合わせると約3人に1人が認知機能に関わる症状があると推計されています。
下図は、本市の介護認定者における「認知症高齢者の日常生活自立度II以上の割合」を国と比較したもので、本市は国より1〜2%程度高い割合で増加傾向となっています。
今回の国の推計値は、前回を200万人ほど下回っており、厚生労働省の研究班はその理由として、認知症の発症リスクとの関連が指摘される喫煙や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の管理の改善がされ、血管合併症の予防が進んだことが考えられるとしています。
認知症は、誰でも起こる可能性のある脳の病気ですが、今からできることを行い発症を遅らせ、進行を緩やかにしましょう。また認知症の方が身近にいる場合、認知症の方に合わせた対応方法を知り、認知症の周辺症状の悪化を防ぎましょう。

認知症の方が尊厳を保持しつつ希望を持って住み慣れた地域で暮らすためには、家族や地域の方の支援が必要です。認知症について正しく知り、対応や支援できる方が増えるよう、市では次のような取り組みを行っています。

介護保険認定者における「認知症高齢者の日常生活自立度」II(※1)以上の割合

※1「II」:日常生活に支障をきたすような症状、行動がみられても、誰かが注意すれば自立できる状態

▽認知症サポーター養成講座
認知症についての正しい理解と認知症の方への対応・支援、認知症の予防などについての講座を行っています。
対象:子どもから高齢者まで
場所:学校・会社・お店・集会所など
時間:対象者により60〜90分
費用:無料
ご近所の方やお友達同士など、数名集まれば講座を開催することができます。阿波市地域包括支援センターへお申し込みください。
開催日時・場所は、申込時にご相談ください。
阿波市国講習の最後に「認知症サポーターカード」をお渡しします

▽「しあわせオレンジカフェ」
「しあわせオレンジカフェ(認知症カフェ)」とは、認知症の方やそのご家族、地域住民、専門職の方などが気軽に集まる場所です。交流やレクレーションを通して認知症の理解を深め、対応や予防方法を知る機会となります。内容は、講話やかるた、脳体操などさまざまです。また、個別相談もできます。
開催日は、広報あわなどでお知らせしています。

▽認知症初期集中支援チーム
認知症は早期診断、早期対応が重要です。そのため、初期の段階で医療と介護の連携が図られ、適切な支援を受けられることが大切です。
認知症初期集中支援チームは、認知症サポート医、保健師または看護師、社会福祉士などの医療と福祉のスタッフで構成される専門職チームです。在宅で生活する方を対象に、家族などからの相談により、必要な日常支援や日常診療に結びつくように支援しています。

▽認知症ガイドブック(認知症ケアパス)
住み慣れた地域で安心して生活ができるよう、本人の思いを大事にした関わり方や地域の取り組み、介護の制度などの情報をまとめている冊子です。

問合せ:阿波市地域包括支援センター
【電話】0883-36-6543

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