■日浦緑の少年団の皆さん
緑とのふれあいを通して、郷土を愛し、自然に親しみ、心豊かで健全な青少年の育成を目的とする「緑の少年団」。松山市立日浦中学校で組織された「日浦緑の少年団」では、留学生と一緒に桜を植樹したり、ゴミ拾いを実践することで自然を守り育てたり(530運動/ゴミゼロ運動)する活動を代々続けています。
■適切に木を使い、一緒に豊かな森林を育てましょう!
◇第76回全国植樹祭
愛媛県実行委員会
事務局員(主事)山下瑞葵
昭和41年、現在「久谷ふれあい林」と呼ばれるこの場所で、「第17回全国植樹祭」が開催されました。寒風と霧雨にもかかわらず、昭和天皇・香淳皇后両陛下は元気なクワさばきでスギ苗を3本ずつお手植えされ、約1万3千人の参加者が約3万本のスギ・ヒノキを植樹するなど、盛大に行われたそうです。このスギ・ヒノキは、長い年月を経て大きく成長し、立派な森林に。この豊かな森林資源の恩恵を受けながら、愛媛は全国屈指の林産県へと成長を遂げました。なかでも注目は、品質の確かな愛媛ブランド材「媛すぎ・媛ひのき」。また新たな木質建材として期待されているCLT(直交集成板)の本格生産も始まっています。
令和8年春、「第76回全国植樹祭」が愛媛で開催されることが正式に決定されました。これを契機に、県民の皆さんには森林や木を身近に感じ、森林を守り育てる林業や木材産業について関心を持っていただきたいと思います。私たちが適切に木を使うことで、森林の循環利用の一部を担い、二酸化炭素の吸収や国土を災害から守るといった森林の持つ多くの働きを発揮させることができるのです。木製品には木のやさしい香りや心地よい手触りなど、自然材の良さがあります。適切に木を使い、豊かな森林を育てましょう!
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