■認知症についてご存じですか?
認知症は高齢になるとかかりやすくなることから、長寿社会となった日本では身近な病気で、患者数も年々増加傾向にあります。ただ、身近な病気になったとはいえ、認知症について正しい知識をもっていない人が多いという現状もあります。認知症は早期に発見し、適切なケアで対応すれば、その人らしい生活を長く続けることができると言われている病気です。こわがったり、あきらめたりするのではなく、地域で協力してサポートしていきましょう。
◆上島町の認知症高齢者数の推計
上島町における認知症高齢者数の推計をすると、以下のようになります(上島町高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画より抜粋)。
認知症高齢者数は、今後、高止まりの予想となっており、認知症施策をさらに推進していく必要性があります。さまざまな機会により正しい知識の普及啓発に努めていくとともに、地域で支えられるような町づくりにも取り組んでいます。
▽上島町の認知症高齢者数の推計
第8期介護保険事業計画より
◆認知症の人との上手な接し方
周囲が認知症を理解していないと「何度いえばわかるの!」などと叱り、認知症の人を傷付けてしまうことがあります。叱るだけでは周囲のストレスはたまり、本人の症状を悪化させる悪循環に陥ります。
認知症の人は、たとえ病気の自覚がなくても、「自分に何か異変が起きている」と気付いており、不安な気持ちや悔しい気持ち、申し訳ない気持ちを抱えています。きつい言葉や応対は控えましょう。
◇接し方のポイント
・できないことを責めず、できることを褒める
・なるべくポジティブな声かけ
・笑顔で接し、お互いに気持ちよくなることを増やす
・ささいなことでも家庭や社会での役割を担ってもらう
◆こんな時はご相談ください
高齢者に後述のような異変がある場合、認知症になっていたり、暮らしに問題が生じている場合があります。地域包括支援センターは高齢者を総合的に支援するための機関で、様々な相談に応じて支援をおこないます。地域の身近な相談窓口として、是非ご活用ください。
・会話のつじつまが合わない
・季節に合わない服を着ていたり服が汚れていたりする
・近所なのに道がわからない様子がある
・新聞や郵便物がたまっている
・夜になっても電気がつかない
・怒鳴り声が聞こえる
・家に見かけない人が出入りしている
これらのようなことが気になる場合は、まず「上島町地域包括支援センター【電話】76-2261」へ連絡や相談をお願いします。
■上島町地域包括支援センターでは毎年『認知症パネル展』を開催しています!
毎年、認知症に関する普及啓発事業として『認知症パネル展』を開催しています。このパネル展では、「認知症になっても安心して暮らせるまち上島」をテーマとして、認知症に関する展示や認知症サポーターとなった中学校3年生からのメッセージ等、さまざまな展示をおこなっています。
今年度も実施予定ですので是非一度お越しください
問い合わせ:上島町地域包括支援センター
【電話】76-2261
■ふぐ中毒を防ぎましょう!
ふぐ中毒による事件のほとんどは、家庭における素人調理が原因です。ふぐ毒は、猛毒の青酸カリの約1000倍の力があり、煮たり焼いたりの調理ではなくなりません。また、有効な解毒剤もありません。
◇ふぐを安心しておいしく食べるために
・家庭での素人調理は、絶対にしないでください。
・釣ったふぐを人にあげるのもやめてください。(最悪の場合、死亡します)
・釣ったふぐの調理は、「ふぐ取扱者」の資格のある方にお願いしてください。また、資格のない人が調理したふぐをもらわないようにしましょう。
問合せ:
・生名支所健康推進課【電話】74‒0911
・魚島保健福祉センター【電話】74-1120
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