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自治体の皆さまへ

健康だより

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愛媛県上島町

◆高齢者の孤独・孤立について考える
~誰一人取り残さない安心安全のまちづくり~

◇高齢者の孤独・孤立について
近年、少子高齢化が進み、一人暮らしの高齢者が増えています。特に独居高齢者の「孤独死」は、社会問題として注目されており、ニュースなどで「孤独死」の文字を見て不安を感じる人もいるでしょう。
上島町も決して他人事ではありません。下のグラフは本町の独居高齢者世帯割合の推移ですが、その数は年々増え続けています。また下段のグラフは、「心配事や愚痴を聞いてくれる人がいるか」という問いですが「そのような人はいない」と回答した人が、全体の4.5%(78人)いることがわかっています。
このような状況に加え、地域のつながりの希薄化がコロナ禍によってさらに加速しており、高齢者の孤独・孤立をどのように回避するかが、ますます深刻な課題となっています。
そこで、上島町では「かみじま孤立ゼロプロジェクト」を始動します(下記参照)。
本町の強みである「つながり」を活かし、誰一人取り残さない安心安全なまちづくりに、地域の皆さまとともに取り組んで行きますので、ご協力をよろしくお願いします。

◇「かみじま孤立0(ゼロ)プロジェクト」を始動します
(1)独居高齢者の実態把握
独居高齢者の実態把握を行い、課題を抽出し、具体策を検討します。

(2)地域見守りネットワークの強化
地区の民生委員や関係団体と協力し、地域の見守り体制を強化します。

(3)新たな見守りツールの導入
上島町に合った見守りサービス・見守り機器導入を検討します。

(4)通いの場・集いの場への支援
既存の通いの場等に介入し、健康づくり支援やさまざまな情報発信を行います。また必要に応じて、住民主体の「通いの場」の立ち上げ支援を行います。

(5)支え合いの仕組みづくり
旧町村単位で協議の場を立ち上げ、支え合いの機運を高めるとともに、高齢者の安心につながる資源創出に努めます。

(6)関係機関との連携強化
社会福祉協議会など、さまざまな関係機関との連携を強化し、協働による課題解決に努めます。

(7)わかりやすい情報発信
介護保険や各種サービスの情報がすべての高齢者に届くよう、わかりやすく丁寧な情報発信に努めます。

※行政サービスや見守りツールの活用も有効ですが、あくまで手段であり、問題の本質にアプローチするためには、まず一人ひとりが地域社会とのつながり方を考えることが大切です。

高齢者の総合相談窓口:
上島町地域包括支援センター【電話】76-2261
高齢者介護係【電話】76-3000

問合せ:
生名支所健康推進課【電話】74‒0911
魚島保健福祉センター【電話】74-1120

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