■能登半島地震から学ぶ ~自分でできる防災対策~
能登半島地震から10カ月がたち、復興が進んでいた矢先に、大雨による河川の氾濫、土砂崩れなどが発生し、多くの方が被災されました。「また能登半島で…」と思われた方はたくさんおられたと思います。しかし、本町でも十分考えられる災害です。
先日、台風10号の発生に伴い土砂災害警戒情報が発表され、町内全域に避難指示を発令しました。町内では短時間の局地的な大雨により、床下浸水や土砂災害が各地で発生しました。台風の速度が遅く、長期間大雨が予測されたことから、今回は警報が発令される前の明るい時間帯に14カ所の避難所を開設しました。開設に伴い、土砂災害警戒区域に立地している避難所を極力避け、土砂災害に備え頑丈な建物でエアコンが整備されている施設を選定し、道路状況や、孤立の可能性などの状況を総合的に判断し開設しました。早めの避難所開設に伴い、最大38名の方が避難され、身の安全を確保されました。
本町でも、輪島市や珠洲市のように、地震と大雨が同時期に発生する「複合災害」で孤立地区も多数発生することが予想されます。能登半島地震・大雨災害を教訓に、「家が壊れたら」「水が出なくなったら」「大雨が降る予報が出たら」どう行動するかを想像し、自宅周辺で起こりうる災害を知り、自分でできる災害への準備をお願いします。
問合せ:総務課 危機管理室
【電話】21-1111(内線161)
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