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【ふるさと魅力発信】天体観測館

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愛媛県久万高原町

■アルクトゥルスとスピカ
夜9時頃の南の空には春を代表する一等星、うしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカが昇ってきています。今回はこの2つの一等星についてのお話です。
この2つの星の色や明るさには大きな違いがあります。まず、星の色は星の表面の温度によって変わり、温度が高ければ高いほど青白く、低ければ低いほど赤くなります。アルクトゥルスの表面温度は4千度と低いためオレンジ色で、スピカの表面温度は2万という高温のため青白い色をしています。この2つは青と赤の綺麗な対比になっています。
次に明るさは等という単位を使い、その数が小さいほど明るいことを示します。一等より明るいものを一等星と呼んでいますが、その一等星の中でも明るさに差があります。実際にアルクトゥルスは一等より2倍も明るい0等、スピカは一等なので夜空を見上げると明るさの違いがわかるでしょう。
肉眼や望遠鏡で観察すると違いがわかり面白いです。皆さんも色や明るさの違いを確かめてください。(重藤)

▽学芸員のつぶやき
星の明るさには星までの距離や星の大きさも関係してきます。その距離や大きさを知ると宇宙の果てしなさを感じられるかもしれません。

問い合わせ:天体観測館
【電話】41‒0110【HP】http://www.kumakogen.jp/site/astro/

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