■文化芸術の秋が今治を彩る
第42回今治文化芸術祭を皮切りに、10月下旬から11月にかけて、各地で秋恒例の文化祭が開催。日々の文化活動を発表する一大イベントとあって、世代を問わず熱のこもった作品が発表・披露されていました。
写真(本紙参照)は「玉川ふれ愛まつり」。小中学生の美術作品や木工作品が展示されていたほか、屋外では木材に親しむコーナーがあり、地域ならではの出展がありました。
■みんなの笑顔を藤山に集めて
10月20日(日)、大西の秋のイベント「おおにしフェスタ」が藤山健康文化公園で開催されました。スポーツ体験やダンスステージ、大西の伝統芸能である紺原船みこしや継ぎ獅子などの披露もあり、たくさんの楽しみ方がぎゅっと一つに詰まった、盛大なイベントとなっていました。
■環境フェスティバル2024
10月20日(日)、クリーンセンターで開催されました。例年好評の催し「リサイクルフェア」、「はたらく車コーナー」をはじめ、環境をテーマにしたワークショップや展示・啓発ブースが多数出展。今年は合併20周年記念特別企画「いまばり環境川柳5・7・5」を募集し、たくさんの作品が集まりました。当日は1,302人の来場者でにぎわいました。
■田んぼアートで合併20周年を盛り上げ
未来(あす)の朝倉を創る実行委員会の皆さんにより、休耕地を利用して、ひまわりとコスモスを使った田んぼアートがつくられました。
■馬の個性も感じる伝統行事
10月20日(日)、菊間の加茂神社の祭事「お供馬の走り込み」が行われました。今年は町外から希望して乗り子になった少年もいたとのこと。何度も参道を駆ける乗り子と馬に温かい声援が送られていました。
会場では「推し馬選手権」の投票が初めて行われ、来場者から最も票を集めたのは、青毛が存在感を示した「チルアウト」。名前とは真逆の迫力とやんちゃさを見せつけました。
■秋のバラを楽しみながら
11月3日(日)、よしうみバラ公園にて「秋のバラ祭りandマルシェ」が開催。当日はちょうど満開の時期でしたが、今年は10月まで続いた暑さや前日の大雨の影響で、花の数は少なかったようです。秋バラの強い香りを楽しみながら、地元食材などの出店や、ダンスステージなどの出しものが披露されていました。
■ランニングバイクで競走だ!
11月3日(日)、なみかた海の交流センターにて「しまなみランニングバイク選手権」が開催されました。ランニングバイクは、自転車のペダルがなく地面を蹴って走る乗り物。13回目となる今大会にも市外・県外からの参戦がたくさんあり、2~5歳の子どもたちが一生懸命に速さを競い合いました。
■今治ラヂウム温泉は海を渡る船の形!
1919(大正8)年建築の「今治ラヂウム温泉本館」(国登録有形文化財)は、検証の結果、船の形状がデザインされたと判明しました。日本の近代建築に詳しい名古屋大学西澤泰彦教授は「船首のように張り出す塔屋は構造的な工夫が必要で珍しい形態。四国初の開港場で船舶輸送が増大する中、船員や港湾関係者に風呂を提供する施設をつくる当時の思い入れが伺える」と新見解を示しました。
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