■災害に備える
~今日からできること~
今年1月に発生した能登半島地震や、4月の豊後水道地震(今治市で震度4を観測)など、近年の自然災害は頻繁に発生し、その規模も大きくなっています。今治市でも大規模な災害がいつ発生しても不思議ではありません。改めて身の回りの災害リスクを確認し、事前に避難行動を把握するなど「日頃から災害に備える」という防災意識を持つことが重要です。
地震や大雨、土砂災害などに備え、事前に自宅周辺の災害リスクを確認し、避難行動を考えておくことが重要です。
今治市公式LINEから、ご自宅や学校、職場などの住所から洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報などを確認することができます。(ホームぺージからは画面を印刷することもできます)
1.トーク画面「コロナ・防災」を押し、「防災情報」を押す
※上記の画面が出ていない場合は、画面下の「リッチメニュー」を押してください。
2.本紙参照
3.知りたい項目を選んでチェックを入れる
4.住所を入力して検索
5.検索した住所の被害想定を確認することができます。
※詳しくは、本紙またはPDF版を参照してください。
◇警戒レベル4までに必ず避難
※避難に時間のかかる高齢者や、障がいのある方は「警戒レベル3高齢者等避難」で危険な場所から避難しましょう。
◆避難の準備(3~7日分)
◇食料・飲料水(1人1日3リットルを目安)
・非常食(缶詰、乾パン、レトルト食品など)
・携帯食(チョコレート、キャンディーなど)
・粉ミルク、哺乳瓶(赤ちゃんがいる場合)
◇救急・安全対策
・常備薬(胃腸薬、かぜ薬など)
・包帯、ガーゼ、ばんそうこう
・傷薬、消毒薬
・持病のある方の薬
・お薬手帳
・ヘルメット、防災ずきん
・ホイッスル
・除菌ティッシュ・除菌スプレー
◇貴重品
・現金(小銭)
・預貯金通帳、印鑑
・クレジットカード類
・健康保険証
・マイナンバーカード、免許証など(本人確認できるもの)
◇衣類など
・衣類(厚手の物と薄い物)
・下着類・タオル、毛布
・手袋、軍手
・寝袋
・雨具
・スリッパ(シューズ)
◇日用品など
・ポリ袋(ビニール袋)
・新聞紙
・ろうそく、ライター
・ナイフ、缶切り
・ラップフィルム
・ティッシュペーパー
・懐中電灯(予備電池)
・携帯ラジオ(予備電池)
・携帯電話(充電器・バッテリー)
・筆記用具(油性マジック)
・洗面用具
・マスク
・メガネ
・使い捨てカイロ
・紙おむつ
・携帯トイレ
・生理用品
・布ガムテープ
・ロープ
・地図(ハザードマップ)
◆「地域全体で協力体制を」
派遣先:石川県輪島市(1月13日~22日)
防災危機管理課
課長 広瀬幸貴
被災地は想像以上の深刻な状態にあり、道路は崩れ、マンホールが飛び出し、電柱が倒れるなどの被害が広がっていました。私が到着したときには、換気や入浴がままならず、仮設トイレの不足で生活ストレスが高まっている状況でした。
輪島市の負荷を軽減するために、市外への広域二次避難の推進を主な業務とし、愛媛県支援隊と共に避難所運営のサポートに努めました。輪島市の想定を超えた13,000人もの避難者が車中泊や、ハウスでの避難を余儀なくされていました。
支援職員の目線から見えたのは、広域避難者の受け入れ態勢、支援隊の活動環境の整備、そして情報と意識の共有の重要性です。南海トラフ地震など大規模災害の備えとして、避難所運営や資器材確保の体制を整え、全員で困難を乗り越えられるよう、地域全体での協力が求められます。
◆「今できること」
派遣先:石川県七尾市(2月12日~19日)
保健師 阿部美沙子
私たち愛媛県の保健師チームは、避難所ではなく在宅の方々を一軒一軒回り、健康チェックを行いました。家が崩れていても住んでいる方が多く、健康状態や病院受診状況の確認、困りごとの聞き取りに努めました。災害関連死を防ぐためにも在宅の被災者への支援は不可欠で、保健師の活動体制を整え、住民の健康を守るための支援が重要だと強く感じました。この経験で防災への意識が高まり、自分の防災リュックを見直しました。
また今病院に行っている方であれば、お薬手帳の内容を写真に撮るなどして、自分が何の薬を飲んでいるか知っておくことが大切です。自分の健康状態を把握し、日頃から災害の意識を持ち続けてほしいと思います。
問合先:防災危機管理課
【電話】0898-36-1558【FAX】0898-32-2765
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