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人権学習シリーズ 372

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愛媛県伊方町

■「やさしい日本語」を知っていますか?(今回の記事は、「やさしい日本語」です)
国のちょうさでは、いま日本にいる外国人は、だいたい二九六万人です。まえの年にくらべて、一年で二〇万人くらい増えたそうです。えひめ県には、一万四〇〇〇人。いかた町には八〇人くらいの外国人が住んでいます。いかた町に住む人の一〇〇人に一人は外国人です。これからも外国人は増えてくると思います。
いま、世界には七〇〇〇くらいのことばがあります。一番使われているのは、英語です。だから、日本のほとんどの学校では、英語の勉強をしています。日本語も有名なことばです。でも、日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字がまじっていたり、敬語があったりして、使うのは、とてもむずかしいです。
日本語がよくわからない外国人には、わかりやすい日本語を使います。いかた町やくばで働いている人たちも、「やさしい日本語」について勉強をしました。「やさしい」を漢字で書くと、「優しい」「易しい」と書きます。やくばには外国人も来ます。やさしい気持ちで、わかりやすく、外国人に伝えるためには、どうしたらよいか勉強しました。
まず、(は)っきり言う、(さ)いごまで言う、(み)じかく言う。日本語がわからない、外国人と話すときには、この「はさみ」がだいじです。また、むずかしい言葉は、かんたんな言葉にします。たとえば、地震(じしん)について知らせるときに、「余震(よしん)」ではなく、「あとからくる地震」と言ったり、「予防接種(よぼうせっしゅ)」を「病気にならないための注射」と言ったりします。「です。」「ます。」いがいの敬語(けいご)や方言(ほうげん)を使わないことも、だいじです。
これからは、外国人と出会うことも増えてきます。話すことも多くなると思います。みなさんも、「やさしい日本語」をつかって、すすんで話をしてみてください。そして、「やさしい日本語」で、いかた町を外国人にとっても住みやすい町にしていきましょう。

伊方町人権教育協議会事務局

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