■伊方町教育委員会教育長 中井雄治
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
町民の皆様には、伊方町教育の充実・発展に深いご理解と多大なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
3年以上もの間、私たちの生活に大きな影を落としてきた新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、町のあちらこちらで笑顔がたくさん見られるようになりました。まだ注意は必要ですが、以前のような日常が戻ってきています。学校の教育活動や社会教育活動、様々なイベントなどが、活発に行われています。
学校教育では、コロナ禍以前への教育活動の回復と見直しを行っております。次代を担う子どもたちに求められるICT(情報通信技術)教育については、小学校5年生でプログラミング授業を位置付けました。また、中学校英語教育充実のためのイベントも新たに行っております。
給食費の半額補助や修学旅行補助の増額など、社会情勢を鑑み、保護者の皆様の教育費負担軽減にも取り組んでおります。
生涯学習・スポーツでは、人権教育地区別懇談会や佐田岬マラソンなどを開催しました。昨年8月には、文化の振興と交流の拠点「伊方町文化交流施設佐田岬半島ミュージアム」をオープンいたしました。12月10日までに、交流施設全体の入場者は約55,000人。ミュージアム入場者は約8,600人となっております。今後も、町内外の皆様に広く活用していただくよう努めてまいります。
ご承知のように伊方町の最大の課題は人口減少であり、子どもたちの教育の充実が心配されます。これまで慎重に再編を検討し、昨年12月に「伊方町学校再編計画(第二次)」を策定いたしました。この計画を基に、保護者や地域の皆様に丁寧に説明を行い、同意をいただきながら、子どもを第一に考え、より良い教育環境となるよう、学校再編を進めてまいります。
学力や体力の向上、ニーズに応じた支援の充実を推進し、教育の質の向上を図り、「教育で選ばれる町」をめざします。そして、変化の激しい時代をたくましく生き抜く子ども、ふるさとの力になる子どもの育成に努めてまいります。
皆様には、今後とも伊方町の教育行政に深いご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、幸多き年になりますよう心からお祈り申し上げます。
■謹んで新年のご祝辞を申し上げます
教育長職務代理者 阿部勇二
教育委員 川美喜
教育委員 西村美重
教育委員 行天雅史
教育委員 衟元平
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