教育Newsでは、伊方町教育委員会の取組や情報、各学校の紹介や教育関係行事等をお知らせします。
■もう一歩前へ踏み出してみませんか
令和5年5月から新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されました。伊方町教育委員会では、学校や各種団体、地域の皆様と協力しそれまで3年余り制限していた学校活動、社会教育・社会体育活動などをできるだけコロナ禍以前の形に戻すよう努めております。
活動を再開するにあたり、コロナ禍の中での経験を生かし、改善していくべき活動については見直しを図りました。また、3年余り実施せず、地域の皆様や多くの団体の現状を考えると復活することが難しいものもあります。
そのような中、学校教育では、これまでの教育活動や学校行事などが、改善しながら実施されております。また、社会体育の面でも、佐田岬マラソンをはじめ多くの体育行事が行われ、スポーツをする喜びを感じていただいているところであります。
生涯学習活動においても、公民館活動が、文化祭や自治公民館活動、公民館主催事業などを中心に少しずつ活性化してきております。また、教育委員会主催の人権フェスタや生涯学習推進大会、はたちを祝う会などの行事を実施し、参加した方々にご好評をいただいております。少しでも皆様の文化・スポーツ活動が活性化し日常に戻るよう努めているところです。一例を挙げますと、生涯学習センター活用促進のために、4階杜氏資料館横の企画展示室で古写真展を開催したり伊方町の風景などを描いた絵を展示したりしています。
ただ、これらの活動を通して感じることは、以前に比べて町民の皆様の参加がやや少ないことです。教育委員会の周知がよくない点もあると思いますし、もっと配慮をすれば参加が増えると思います。加えて、皆様の心に、外出やイベント参加へのブレーキがかかっているのではないでしょうか。
人と話し、共に活動することは自分を健康にし、生活を豊かにすることに繋がります。コロナ禍が過ぎた今、もう一歩前へ踏み出してみませんか。
■佐田岬の海や浜辺を美しく
伊方中学校は今年度、「海や浜辺を美しくする運動」の推進協力校となり、漂流・漂着ごみについて調べ、美しい佐田岬の海を取り戻そうと活動しました。
近年、海洋ごみやプラスチックごみが増え、特に佐田岬半島は、漂着ごみが溜まりやすい海岸が多くあり、様々な団体などが海岸を美しくする活動に取り組んでいます。「海や浜辺を美しくする運動」は、愛媛県漁業協同組合が主催し愛媛県教育委員会などが後援しており、海や浜辺の現状を知り環境保護の意識を高めるための活動として児童生徒を対象に44年続いています。
伊方中学校では、1年生の総合的な学習の時間などに活動を位置づけ、1学期に九町西の浜、2学期に豊之浦海岸の海岸清掃を行いました。また、活動を通して感じたことを作文にしたりポスターで啓発したりしました。
「長い間、がんばって拾い続けた結果、帰るときはみんな汗だくで疲れていました。でも、海岸が埋め尽くされるほどあったゴミが、半分ぐらい減っているように思いました。がんばったらこんなに海がきれいになるんだなと感心しました。
-伊方中1年生感想文より-」
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